やまめの里養魚場
やまめ養魚場の池の種類
養魚場の施設は、孵化場、稚魚池、養成池、円形池、そして冷凍庫、加工場からなっています。
孵化場
孵化場は、竪型孵化槽で、孵化盆9枚槽が9つで一列をなし、30列、2430枚の孵化盆を一度に収容できます。孵化用水は、冬季2〜4℃に変化する沢水と13.6℃の一定温度の地下水を併用して水温の調整を行います。
餌付用稚魚池
稚魚の餌付けは、管理がしやすい池幅1メートルほどの餌付け用稚魚池で行います。ここで餌付いた稚魚から随時幅2メートル以上の大きな稚魚池に移動していきます。
下段の稚魚池
下段のメインの稚魚池です。池幅2メートル長さ15メートルが標準です。用水は地下水を主体として20%ほど沢水を加えます。水量は、30分で水が入れ替わる量を注水するのが理想です。
上段の稚魚池
上段kメインの稚魚池です。これも池幅2メートルで長さ15メートルを標準として16面あります。下段と合わせて32面になります。湧水と沢水の水量を調整できるように調整コックを取り付けています。
養成池全景
メインの養成池は、稚魚池の上部にあります。池幅4メートルで長さは20m、合計22面、主な用水は沢水を使用し、冬季水温を上げたい時、夏季水温を下げたいときには湧水をポンプアップします。
円形池
円形水槽です。直径10mの水槽が10基あります。片側から注水するので池の水はぐるぐると回転を続けます。魚も夜昼泳ぎ続けますので肉質がしまって体高の高い、幅広の魚になります。
水車設置池
養成池では通常エアレーションを行っていますが、出荷取りあげ前の池には、このように水車を廻して水流をつくり、魚の運動量を増やします。こうすると成長も早くなり肉質がしまって健康な魚になります。
加工場
冷凍庫と加工室では 加工品の製造と活魚出荷の箱詰め作業等を行います。