タムシバの花弁は塩漬けにしてあくを抜き、お浸しや三杯酢などで供します。タムシバは、別名ニオイコブシとも呼ばれモクレン科の落葉高木です。早春の山里に春を告げる花で3月下旬のある朝、山一面に突然ぱっと開いた白い花は幻想的です。コブシに似ていますが托葉がなく花弁が細長く、涼やかな香りが漂います。