かわら版『風』
【第37号】
12月議会号 2005年01月発行
発行者 秋本 治 五ケ瀬町鞍岡4615 電話0982-83-2326
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平成16年度第三回・臨時議会
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1.日時 11月26日(金)
・9:30から全員協議会
・10:00から本会議。
2.附議事件 工事請負契約の締結について
■全員協議会
26日9:30〜
開会に先立ち建設課長から議案の説明。
・議案第52号 工事請負契約の締結について
1.契約の目的。
平成16年度災1級町道本屋敷〜波帰線道路災害復旧工事。(応急本工事)
2.契約の金額63,525,000円(内消費税3,025,000円)
3. 工期 平成17年3月31日。
4. 契約の相手方 高千穂町三田井6262番地。
株式会社矢野興業 代表取締役矢野富士子。
5.契約の方法 指名競争入札。
6.先決処分にかかる事項。
・工期の変更
・契約金額の5%以内の増減
以上
説明
・スキー場へのアクセス道である本屋敷〜波帰線の災害復旧事業の総延長1,207m、196,781千円の内、今回は延長80mの分を発注。
・工法は、岩盤根入れ50m、大型ブロックで路面まで積み上げる。路盤工までで舗装は含まない。
・他に4箇所あるが、12月に査定を受けて後、早い時期に入札に出す。
・これまでは、仮設工事として2,903千円で真野建設に発注している。
・指名は、本町から五大建設、飯干建設、真野建設の3社と他西臼杵から4社で合計7社とした。
・19日に入札を行った。公表価格は、61,700千円、矢野興業が60,500千円で落札した。
・工事中は、危険のため一般車両通行止めの看板を出す。
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■10:00〜 本会議
・町長説明
・質問 事業費の内訳はどうなっているか。また、本工事箇所は迂回路がある。地元の生活道路でもあるので全面通行止めはすべきではない。
・答弁 90%が補助金、10%が起債で交付税措置が受けられるので実質的に町からの持ち出しはゼロである。通行止めについては、地元の方の通行は確保する。
・採決 全員起立賛成
10:18閉会
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続いて
10:30より
■行財政改革特別委員会開会
・教育長の説明
12:30より
■全員協議会で町長からの報告
・株式会社五ヶ瀬ハイランドの持ち株について雲海酒造の株式60,000千円を92,076千円に評価して取得した。
・雲海酒造の役員退職慰労金を10,000千円支払うことにした。
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平成16年・12月定例議会
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平成16年度 第四回五ヶ瀬町議会定例会は、12月6日から開催されました。以下要約を掲載します。
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第一日目(12月6日)
9:30〜
議員控室で全員協議会
1.議運(岡本委員長)から12月議会の日程と上程案件の説明。
10:00〜 本会議
■日程第1 会議録署名議員の指名。
8番甲斐学議員、9番後藤桂治議員。
■日程第2 会期の決定
本日から12月17日までの12日間とする。
■日程第3 諸般の報告
議長報告
陳情要望案件が14件
当該常任委員会に送付する。
■日程第4 議案第53号
五ヶ瀬町教育長の給与に関する条例の一部改正について
・教育長は文部科学省からの派遣であるが、本町の報酬が文部科学省より125千円ほど低い。
・このため、単身赴任手当ての条例を改正して差額のバランスをとる。
・4月に遡って実施する。
■日程第5 議案第54号
五ヶ瀬町職員の給与に関する条例の一部改正について
・役場職員、病院職員共に休日の日直手当てを4,200円、医師は16,000円とする。
・平成16年7月1日から適用する。
■日程第6 議案第55号
五ヶ瀬町国民健康保険準備積立基金条例の一部改正について
・「第6条 保険給付費等に要する費用に不足が生じた場合は、この基金の全部又は一部を処分することができる。」等、第一条、第二条、第六条の一部を改正する案。
■日程第7 議案第56号
五ヶ瀬町国民健康保険税条例の一部改正について
・第11条第3項の6月15日を6月30日に改める。
■日程第8 議案第57号
五ヶ瀬町一般会計補正予算について
・災害復旧費等で505,514千円を追加する。
・町債を172,060千円追加する。
■日程第9 議案第58号
五ヶ瀬町国民健康保険特別会計補正予算について
・療養給付費交付金の決定に伴う補正で438千円の追加。
■日程第10 議案第59号
五ヶ瀬町老人保健特別会計補正予算について
・医療費交付金に伴う補正で28,857千円を追加する。
・一般会計繰入金を6,742千円追加する。
■日程第11 議案第60号
国民健康保険病院会計補正予算
・病院事業収益45,848千円
を減額する。
■日程第12 議案第61号
五ヶ瀬町介護保険特別会計補正予算について
・28,359千円増額する。
・内、一般会計繰入金3,732千円、基金繰入金981千円。
■日程第13 議案第62号
五ヶ瀬町過疎地域自立促進計画の変更について
次の二事業を追加する。
・水道施設「鞍岡地区給水管接続整備」。
・地域文化振興施設「農村伝統文化保存施設下赤地区1棟」
■日程第14 議案第63号
五ヶ瀬町過疎地域自立促進計画後期の認定について
・平成17年度〜平成21年度までの計画。
・二月に印刷して県に提出予定。
※筆者注⇒住民に説明されていない住民不参加の計画書。起債事業に必要という。起債は、この計画の中に入っていることが必要で入っていない場合は5年の中で変更手続きができるという。)
以上本日は説明のみ。
10:30散会。
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第二日目(12月14日)
9:30〜
議員控室で全員協議会
議運説明
・物品購入について追加議案がある。本日の議会終了後、説明あり。
広報委員長
・本日の一般質問は、20日まで広報誌原稿を提出の事。
10:00〜 本会議
日程第1 一般質問。
1.橋本進
・活力ある町づくりを組長会から
2.坂本亀十
・農林特産物の振興の強化策を
3.秋本治
・新年度予算編成方針について
・五ヶ瀬ハイランド(株)の経営方針について
・五ヶ瀬町の文化財等について
以下詳細
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2004年12月議会一般質問会議録
議長 次二番、秋本治君ご登壇願います。
秋本 二番、秋本治でございます。通告に従い一般質問を行います。
先ず、新年度の予算編成方針について、でございます。今、国会では、三位一体の改革で、平成17年度、18年度の2年間で2兆8380億円の補助金を削減、交付税は平成16年度1兆円削減、17年度の税源委譲は1兆1160億円などと大詰めの攻防が続いております。こうして国の補助金や交付金を削減し、税源を委譲するという改革で揺れ動いている中で、税源を持たない本町にとっては大変厳しいものがあると思われます。
少子高齢化、過疎化が急速に進み、自主財源に乏しい五ヶ瀬町が、自立し、五ヶ瀬町らしい豊かな郷土を築くためには、将来のあるべき姿に向かって住民の活力をどう生み出すか、住民とともにどう知恵を出して取り組むかということが重要であります。新年度の予算編成は、まさにそうした将来のあるべき姿に向かって、住民の活力をどう生み出すかという予算を反映させなければならないと思うのであります。
将来のあるべき姿に向かって考えられることは、
・地球の温暖化に伴って風水害の多発傾向にあることから災害を未然に防止するための防災対策。
・鹿や猪などの有害獣の被害は農林産物から自然の植生や生態系の破壊まで及んでおり危機的状況にありますので頭数制限等の効果的な駆除方法の確立。
・産業廃棄物などゴミ対策費用が増大して財政を圧迫していることから、ごみの減量化やリサイクル等の対策。
・町立病院の経営が困難になっていることから救急医療を重点にした医療体制の再構築。
・森林の管理放棄地や耕作放棄地が増加していることから、これらに対応した組織づくりなどの対策。
・地籍調査の達成率は30%と、本町の進捗率は著しく低いので二方向からの調査に変更するなどの積極推進策。
・集落給排水施設等遅れている地区の生活文化環境の整備。
・過疎バス運行の廃止等に対応して通学や生活のための新たな交通体制の確立。
・情報格差を是正するため光ケーブル等ADSLに対応した高速通信網の整備。
・農林業や商工業の担い手育成。
・消えつつある文化財や天然記念物等自然資源人文資源の保存活用。
など、多くの課題があると思います。
また、住民の活力をどう生み出すかということについては、
・新たな地域自治組織の再構築。
・都市と山村の交流による新たなツーリズムの開発や地域づくりに取り組む団体やグループ等への支援。
・少子化対策として地域における子育ての支援。
・高齢者の福祉と併せて、その経験と知識を生かした就業機会の創出や積極的な社会参加への支援。
・創意工夫を生かした五ヶ瀬らしい教育環境の整備。
・地産地消、業を興す起業化等、地場産業振興の支援。
など、いずれも緊急を要するものばかりであります。乏しい財源の中で何を重点的にどのような方針で新年度の予算編成にのぞまれるのかお伺いしたいと存じます。
次に二点目の五ヶ瀬ハイランド株式会社の経営方針について、でございます。
先の台風被害等で五ヶ瀬ハイランドスキー場の営業をこのシーズンは閉鎖するという決定を下されました。これにより、これからの五ヶ瀬ハイランドの経営は大変厳しいものがあると思われます。経営再建に向けて、経営の理念や基本的な経営方針について9月議会の質問に引き続き、お伺いしたいのでありますが、その中で特に次のような問題についてお答え頂きたいと存じます。
まず、五ヶ瀬ハイランドの経営再建に要する資金でございます。五ヶ瀬ハイランド鰍ヘ、本年のスキーシーズンを閉鎖するため、七千万円の欠損になると説明がありました。仮に説明どおり七千万の欠損が生じますと、平成16年5月期の決算における繰越利益金六千二百万円余は、来期には単純計算でも八百万の赤字に転落することになります。
こうした中で、去る11月26日、五ヶ瀬ハイランド鰍フ持ち株について、雲海酒造鰍謔闖o資された株式六千万円を九千二百万円で自社取得し、更に役員退職慰労金として一千万円を支払うことを取締役会で決定したと報告されました。
このため、五ヶ瀬ハイランド鰍ナは、本年度発生が見込まれる七千万の欠損と併せて、株式の取得や役員退職慰労金の支出等で総額一億七千二百万円の資金が流出することになり、会社の留保資金は枯渇し、経営の危機を迎えることになります。
更に、リフトのワイヤーや電気系統の設備は、二年間近くこれを使用しないで放置することになりますので、より劣化が進み大幅な改修や修繕費も必要となります。
こうしたことから、今後、五ヶ瀬ハイランドの経営再建には、多額の資金を一般会計から繰り出さなければ経営できないのではないかと危惧しております。これからの経営再建のためには、いかほどの資金が必要となるのか、そのご計画をご説明頂きたいと存じます。
次に、五ヶ瀬ハイランドの株式の評価についてですが、雲海酒造株式会社より出資された株式六千万円を九千二百万円に評価して買い取られたということですが、その評価方法はどのような考え方に基づいて算定されたのかお伺いしたいと存じます。
五ヶ瀬町では、平成11年度までは、管理委託先の五ヶ瀬ハイランド株式会社から「公の施設管理委託に関する条例」に基づいて施設使用料を徴収されていましたが、平成12年度は一億二千万の使用料の徴収を当初予算に計上、その後補正されて、爾来、減免猶予という形で使用料が徴収されていません。また、平成12年度から平成15年度まで森林公園事業費として五ヶ瀬ハイランドに運営委託料や修繕費等で合計一億九千万円を一般会計から支出されています。
雲海酒造が経営されるようになってから五ヶ瀬ハイランドは高額の利益を出すようになりましたが、それは、経営努力もさることながら、以上のように条例によるところの施設使用料が平成12年度から減免された為に発生した利益と、一般会計から支出された運営委託料等によるものが大きいと存じます。施設使用料は、公の施設として減価償却的な性質のものであると考えます。
こうしたことを考えると、配当金が出されるような企業体質ではなかったのではないかと思うわけであります。ましてや、台風災害で苦労している時、どのようなお考えで評価されたのか、ご説明頂きたいと思います。
また、五ヶ瀬ハイランドの株式は、五ヶ瀬町の出資六千万を一千万に減資の後、更に五千万円を追加出資して六千万とし、これと同額を雲海酒造から出資を受けたもので、五ヶ瀬町の保有する株式六千万円は、一億一千万の出資に代わるものであります。これを同様にして評価を行いますと総額では二億六千万の株式評価になり、五ヶ瀬ハイランドの総資産を大きく上回ることになります。今回の株式評価については、こうしたことへの配慮が検討されたものであったのかどうかも併せて伺いたいと存じます。
また、役員退職慰労金についても、その考え方についてお聞かせいただければと存じます。
それから、去る9月議会で、五ヶ瀬ハイランドが経営する宿泊施設について、Gパーク合宿者以外の営業は、民業圧迫ではないかという質問に対して、「何も玄関にいるお客を連れてきて木地屋に泊めているわけじゃない」とか「民間の皆さん方に負けないような営業努力をしていく」とか、「そこは、競い合ってよその第三セクターと民間の皆さん方もそうやって切磋琢磨しながらやってらっしゃる」などと答弁されました。これは、パブリックガバメントの本分として誤りがあるのではないかと思うのであります。
競い合う「競争」とは、辞書などによると、同じ条件下で同一の目標を目指して争うことと定義されています。公の施設は公金を投じたもので減価償却もありません。一方で民間の施設は、出資金や借入金等民間資金を投じたもので、資金の回収を行わなければなりません。同じ条件という見地からは、かけ離れたものであります。また、同一の目標ということからすれば、公の施設は、地方自治法第二百四十四条に、「住民の福祉を増進する目的」と明示されております。したがって公の宿泊施設の目標は「住民の福祉」であり、民間施設の目標は「利益を追求し投下資金の回収を図る」もので、これによって経済は活性化するのであります。このように、公の施設と民間の施設が、条件も目標も大きく異なるところで「民間に負けないように競争する」という競争の概念は、どこにもみいだすことができないのであります。これをどのように説明されるかお伺いしたいと思うのであります。
また、「よその第三セクターでも競い合って切磋琢磨しながらやっている」と答弁されましたが、町100%出資の三セクが公の施設を使って民間施設と競争して町づくりに成功した事例を私は知りません。もし、そういう自治体があれば非常に参考になりますので、「よその第三セクター」とは、どこの事例を指しておっしゃられたのか伺いたいと思うのであります。
次に、五ヶ瀬町の文化財等について、教育長にお伺いしたいと思います。
五ヶ瀬町は、中央構造線と仏像構造線の中にあり、南部秩父累帯という特異な古生代のいろいろな地質や化石を産しております。専門家の間では「全町博物館」といわれる程、学術的にも貴重な地域とされております。そうした地層の影響で、襲速紀要素をもつ植物等、他地域に見られないものが多く、特に白岩山の石灰岩峰は、固有種を育み、植物群落地として県の天然記念物にも指定されております。ところが、この天然記念物の指定地においても、鹿の食害により貴重な植物の種が絶滅の危機に瀕しております。
また、このように地質のエネルギーの高い地域において営々と古代より生活を営んできた住民は、暮らしの中から地域固有のいろいろな民俗芸能を生み出して今日に受け継がれております。特にお神楽や独特の体裁を持つ臼太鼓踊り、タイシャ流の古武術等多くの民俗芸能は、地域の魂であり、誇りとともに地域のアイデンティティでもあります。ところが、こうした地域の宝である民俗芸能に対する行政の認識や評価は低く、荒踊り以外は、無形民俗文化財としても指定されておりません。また、鞍岡の語源とされる那須の大八郎の馬の鞍と言い伝えられるものや、タイシャ流の古文書なども同様な扱いであります。
こうしたことから、さる6月議会において、五ヶ瀬町の文化財の調査と指定に向けての取り組みについて質問いたしましたところ、非常に積極的で前向きな答弁を頂き大変心強く感じたしだいでございます。その後の経過やこれからの取り組みの方針についてご説明頂きたいと存じます。
以上、質問が多岐にわたり恐縮ですが、明快な答弁を頂きますよう、よろしくお願いいたします。
町長 議長。
議長 はい、町長。
町長 先ず、前の二点について私の方から答弁をさしていただきます。先ず新年度の予算編成方針でございますが、去る11月8日に予算編成の方針を示し、只今編成作業に取り組んでいます。ご指摘の通り、三位一体の改革でありますが、11月26日に全体像が決定されましたけれども、まさに全体像でございまして、お話のとおり国庫補助負担金の中身、税源委譲される補助金、負担金は、果たしてどれに当たるのか、或いは8割なのか10割なのか、廃止縮減される補助金、負担金は具体的にどれとどれなのかということが全く現時点では、詳細に掴むことができないような状況で、今、年末に向けて整理がすすんでいるというような状況でございます。
また、本町の最大の財源である地方交付税の改革につきましても、引き続き改革は進めるとしながらも、一般財源の総額は確保するというふうな書きぶりになっていまして、それも含めて歳入の見積もりに大変苦慮している現状でございます。こういった中、編成方針の基本的な考え方としては、財政状況は、きわめて厳しい状況ではございますが、行政ニーズに的確に対応していくこととし、編成に当たっては、これまでの前例や枠組みにとらわれることなく、五ヶ瀬町長期総合計画、或いは五ヶ瀬町行財政改革に関する基本的考え方、骨子等を踏まえつつ、全事業を徹底的に見直し、本庁の行政サービスが如何にあるべきか、ゼロベースからの編成をするということにいたしておるところでございます。
議員がるるおっしゃいました個別の課題につきましては、各担当課それぞれ頭に置きながら予算編成をしているところでございますけれども、今、申し上げましたような財政状況でございますので、その中で優先順位をつけながら、そして財政事情が許すなかで予算編成に当たって参りたいというふうに考えているところでございます。以上で第一点の答弁を終わらせていただきます。
二点目、五ヶ瀬ハイランド株式会社の経営方針につきましてですが、確かに今シーズンスキー場の閉鎖は、ハイランドの経営ということから申し上げますと大変ダメージが大きいものでございます。しかしながら自然災害であるということでございますので、そのことをいつまで悔やんでも仕方がないと、社員一同今期につきましては、残るスキー場、或いは特産センターで、経営努力をする中で、できるだけダメージを最小限に食い止めたいと思っているところでございます。とりわけ、残る部門の中心になります木地屋につきましては、運営の中心となります支配人を年明け1月には、新しく配置して体制強化を図りたいと考えているところでありますし、スキー部門につきましても、来シーズンの営業に間に合うように責任者の配置に向け、専門的なマネジメントも含めて力を発揮していただけるような方を、お隣の熊本県経済同友会等々とも連携、ご協力、そしてご指導いただきながら人選に取り組んでいるところであります。
また、社員、パートを含めて気持ちを一つにして来期に向け、従来以上に日々の業務に向け取り組んでもらっていますので、この機会に報告をさして頂きたいと思っております。
株式評価につきましては、先般の全員協議会の中で説明致しましたとおり、ハイランドでお願い致しております税理士とも協議いたしました結果、純資産価額方式で評価をしたということでございます。議員がおっしゃったようにハイランドの台風被害、或いはそういったことにも、ハイランドのダメージ等々もあり、いろんな思いもございましたけれども、この方式が妥当だということで最終的には取締役会で決定していただいたところであります。退職慰労金の一千万円につきましても、額についてはいろいろとやり取りをさしていただきましたけれども、最終的には一千万という額で決着をさしていただいたところであります。ただ、この間、経営再建に取り組んで頂いた中島社長他役員の皆さん方に対しては、一定の敬意は表すべきだということは従来から感じておりましたので今回そういった金額にさして頂いたところであります。
議員がおっしゃいます、官業の民業圧迫というお話ではございますが、私どもとしては、第三セクターで運営をしています以上、社長として当然経営努力をしていかなければならないわけでございます。従いまして、何時までもこういう議論ということじゃなくて、官民一体となって、一緒になって取り組んでいけるような、そしてその成果が民間の皆さん方にも公益を与えることができるような具体的な取り組みの検討を担当課にも指示をして、既に企画商工課も実際そういった実践をしているところに出向いたり、或いは情報収集して五ヶ瀬での取り組みに向け動き出しをしております。今後は、是非そういった視点でご協力を賜ればありがたいなあと思っております。
第三セクター、他にどこかにあるのかということでございますが、儲かって成功している事例については存じ上げませんけれども、100%出資とか、出資の形態等々についてもいろいろあるんでしょうけれども、いずれにしても、公的団体が出資をして運営をしている第三セクターについて、経営努力をしていないとか、或いは、民間の皆さん方と、この部分については譲りますからどうぞと、言う形で運営されているところについては存知上げない。また、そういった議員がおっしゃるような、こういった形で第三セクターがうまくいっていますよというところがあれば、遠慮なく私どもに申し上げて、お話をしていただいて、ご指導賜りながら両方、共存共栄していい方向へ進んでいくことが、これから先の議論のありようじゃないのかなあと思っているところであります。
この議論することによって、地域の皆さん方のプラスになるという議論であれば、私はいかようにも考えますけれども、このことについては、一方では、先ほどからも出ているように経営努力をする中で住民の皆さん方への負担を軽くしていくという努力は、必要なわけでございますので、是非ともご理解いただいて、これからは、担当課も一緒になってキャンペーンを張ったり、こんな取り組みをしているというところについても、今勉強して、それが五ヶ瀬へ当てはまらないのかということも、今、担当課長係長も現地に足を運んだりとか情報収集してやっておりますので、是非そういった形でご協力賜ればありがたいなあと思っているところであります。以上で答弁を終わります。
教育長 議長。
議長 教育長。
教育長 お尋ねの五ヶ瀬町の文化財関係につきましてお答えいたします。本年6月議会において、秋本議員からの質問に対しまして、私の方から、五ヶ瀬町の地域内で古くから継承されておる歴史的資料を後世に残すことは、我々の使命であり、できるだけ文化財の整理を行い、保存していく所存であると答弁いたしました。その後の経緯等につきましてご質問頂きましたので簡単に説明させて頂きたいと思います。
6月議会の答弁の後、文化財調査委員会を開催いたしまして、町内の文化財等の実情につきまして、説明を受けると共に、併せて町内の文化財の一部を実地調査させていただきました。一方、文化財担当職員が未配置ということもございます。また、脆弱な文化財予算のため経費を伴う文化財の保存が非常に困難な状況でございます。そのため、今後は、町内の住民の関心が高いと判断される文化財から、文化財調査委員会で調査審査を行い、町指定の可否を決定することとしたところでございます。以上を踏まえまして五ヶ瀬町教育委員会といたしましては、現在町内五箇所の地域で継承されております神楽について、地元保存会の協力のもと、調査資料の収集を行っている状況でございます。
今後、町で指定を行うかどうか併せまして結論を出す予定でございます。そのほか、町で指定した文化財につきましても、検討すべき内容があることは認識しております。限られた厳しい予算の範囲内で文化財保護について検討してまいりたいというふうに考えております。
尚、先ほど議員の方からご指摘を頂きました白岩山の件につきまして、教育長は認識されているのかということも頂いたわけでございます。高山植物については、県の指定天然記念物ということで実際昨年の10月にも県の文化課により現地調査が行われているということ、それから、植物群落の現場が鹿の食害により高山植物に大きな被害がでておるという報告も私の方では受けております。ただ、現地は、県の指定を受けている天然記念物等であるということもございまして、具体的にはこれまで特に対応はとっておりませんでした。しかし、白岩山周辺は、国が管理する地域でもあること、それから、他の鹿の被害地同様総合的に対応検討する必要があるということから教育委員会といたしましては、高山植物群落の鹿食害の対応策につきまして、今後、五ヶ瀬町と相談の上で県等との機関とも協議の場を設ける予定としております。以上でございます。
秋本 議長。
議長 はい、二番秋本君。
秋本 町長から答弁を頂いたわけですが、どうも質問に対して答弁されていない部分がございますので、もう少し、質問に対しての明快な答弁をお願いしたいと思っております。予算編成の方針については、現在の実情についてご説明がございましたけれども、何を重点的にお考えかということがよくわからない。そうした中で費用対効果について先ほど坂本議員からも質問がございました。今後ますますそういうことが、住民が判断して非常に分かりやすい予算編成ということから、事務事業評価とか行政評価制度を任期中に取り組むということを町長はおっしゃっていましたので期待しておったのですが、なかなか姿が見えてこないということで残念でございます。こういう予算編成の時こそがスタートの時なのでその取り組みができるのかどうかということもお伺いしたいと思います。
それから、ハイランドの質問は、これから再建に向かって取り組まなければならない、そこでいろんな要素があって資金が流出し、枯渇してくる。それから修繕費等が多額な資金を要する。大体、いくらくらいあったらできるのか、来年の営業再開に向かってですね。当然一般会計から出さないと経営再建できないのではないか。であれば、当然町長は、掌握されておると、社長でもございますから、そういうことを踏まえた上で予算のことも考えていくことが必要なわけですから、そういう見通しというものがあると思いますのでそれをお尋ねしたわけですが、そこが出てこなかったということでございます。
株式評価についても、ご説明しましたように、いろんな事情があったことを勘案しました時に、株式の評価というものをどういう方式でされたのかということがよく見えない。株式評価というものは、非常に業績が高くて企業体質がこのまま続けても高利益を生み出すという体質であれば株式は高い評価になるわけです。ところが赤字になる、と、今の利益も町から繰り出したもので利益を出していたということを考えた場合に、株式の評価がどのような計算式であったか分からないのでそこらへんを教えてもらいたいのですけれども。妥当であったのかどうか。もう少し庁内でも議論されて交渉されるべきではなかったのか。または、今の時期になぜ、ということもございます。そういったことをお尋ねしたのですけれども、お答えになられていないと思います。
役員退職慰労金については、金額の問題ですね。あってしかるべきで、それだけ努力して頂いたという部分もあると思いますので、そこらへんも一定の考え方というものを明確にするという説明責任があると思いますので、説明して頂かなければならないと思います。
それから、官業の民業圧迫という中で、民業と競争するんだという町長のお考えをこの前の議会の時に答弁されたので、競争というのはどういう意味なのかということを今説明したわけですね、競争という意識を持つこと自体が誤りではないでしょうかということをいったわけです。誤りではないのなら誤りでないと分かりやすい言葉で納得できるご説明を頂きたいというふうに思います。
三セクで民業と競争して成功している事例は知らないとおっしゃった。失敗している例は知っているが成功している事例は知らないと、そういうことであればですね、失敗していることへ向かって突き進んでいることじゃないでしょうかと、そういうようなことになるわけですね。そこらへんをしっかりと説明責任を果たしてもらいたいと存じます。
それから、教育長からの答弁は、前向きに取り組んでいるということで大変心強く思っているところです。五ヶ瀬というのは、地質から民俗芸能からいろんな自然資源、人文資源がたくさんありまして、こういったものをきちんと記録整理して文化財としていくうえには、そういうものをきちんとやれる人材が必要だと思います。そういうきちんと取り組んでいらっしゃるところは、学芸員を置いていまして専門的に取り組んでいる。また、それだけの効果がでてくるわけでございまして、そういう取り組みができないものかと思っているのですが、そういうことについてもご説明頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。
町長 議長。
議長 はい、町長。
町長 先ず、行政評価の件でございますが、何もなければ、まだ任期も残っておりますので、その期間中見届けて頂いてご評価いただければありがたいなあと、取り組んでいないということではなくて、どういう形でいいかということでは取り組んでいますし、若手の中でも議論はしておりますので、そこは任期が終わったところでご評価頂ければいいかなあと思います。ただ、必要性について、費用対効果とか、漫然として私どもが予算措置をしているということでは決してございませんで、補助金の検討委員会等々も設ける中で、できるところからスタートをしているところであります。ただ、どういった形とか、言葉でいうのは簡単でございますけれども、当然書物等でも勉強したり、今、インターネット、こういうご時勢でございますから、いろんな自治体でやっていらっしゃるデータ等もあるんですが、それがどういう形で五ヶ瀬にマッチするのかということに関しては今しばらくお時間を賜りたいなあと、その部分に関しては。また、三月議会の新年度予算等々でご議論頂ければ、その時点でまたお答えしたいと思っているところであります。
経営再建の資金運営につきましては、今の見通しでは、細かいデータ持ってきておりませんが、今年度の委託料はまだ支出しておりません、予算措置して頂いているのですが。それと来年度、同様の二千万の委託料、これを予算組すれば、当面借り入れはせずに来シーズンは迎えられるという状況で、今、担当課含めて試算しているところであります。ただ、そのためには、先ほど競争とはどういう意味かというお話がございますけれども、残っている施設で最低限赤字を出さない努力、そういった努力を私どもはしていかざるを得ないと。
民間との競争とはいかなる話かとおっしゃいますけれど、宿泊施設等々抱えている以上、社長という立場である上、競争という言葉がいかんのなら、競い合うとか、切磋琢磨するという言葉に替えますけれども、そういった言葉を改めて取り上げられて、どうしたことかと言われる部分は、どうなのかなあと思っているところであります。決して民間がだめになればいいとか、そういうことではなくて、私どもとしては、公の施設として運営している以上、議会の承認を賜って木地屋ができてそれを運営している以上、施設をどう運営していくかというのは、私に課せられている使命だと思いますので、そういう意味で先ほど申し上げましたとおり、担当課としては一緒になってやれることがあるんだろうと、先般から議員のお話もあるわけでありますから、そういう取り組みについて私どもは前向きに取り組まさして頂きたいと。こういった議論を重ねる中で前向きになるんであればいいかなあと思いますが、逆に議員にこういう風に運営されたらいかがかと言うご指摘があれば聞かせて頂いて私どもも検討してそのことに関してはお答えしたいと思っているところであります。
昔は、合宿受け入れだけだったじゃないかとか、スキー場については話はなかったというふうなご意見もいただいていますし、当時のことは、私もその議論の場にでているわけではございませんので、承知していませんけれども、ただ、お泊りになるお客様、向こうからお見えになるお客様に対してノウですよという話にはならないと思っているところであります。まさに今年は、議員おっしゃるようにスキー場できてないわけですから、その中の実績等見て頂ければ、お分かり頂けるのかなあと。ただ、私どもも漫然として運営していくわけにはいけませんので、職員とは知恵を絞りながら金がかからない形でお客様に来て頂いて、喜んで頂いてお帰り頂けるような努力というのはやって行きたいなあと、その為には申し上げましたとおり年明け早々に支配人の就任を直接私がお願いして、今勤務しているところを退職して頂く準備をすすめていますのでそういった中でスキー場を運営できない部分についてのダメージを回収していきたいと思っているところでございます。
株式の評価につきましては、いろんな考え方があろうかと思いますが、私どもとしてはそういう点に立ったと、退職報奨金については、その額の基準については、何が適切なのかという点については私も分かりませんけれども、第三セクターで退職報奨金を払われている例を二〜三は聞きましたが、それも全然問題にならない額でございましたので、これは雲海酒造さんと話し合う中でそういった額に落ち着いたということで、この場でそれ以上に詳しいことに関しては、ご了解いただければありがたいなあと思っているところでございます。以上です。
教育長 議長。
議長 はい、教育長。
教育長 今お話にありました学芸員の配置につきましてでございます。実際私も隣の高千穂町などに、いろいろなことを調べに行ったりする際にですね、そこには学芸員の方が居られて、いろんな貴重なお話を頂いたりしてございます。そういった面からみましても、ここ五ヶ瀬町における文化財等のすばらしいものを管理していく上でも、学芸員という立場の専門的な知識をお持ちの方を配置するということは非常に重要なことだと考えております。ただ、私の教育長としての所掌事務の中をすべて見渡したときに、併せて今の五ヶ瀬町の現状をすべて総括的に判断した場合に、現在非常に緊急の課題として、例えば学校教育でございますとか、その他全体を見渡して優先度を判断してみたときに、今の段階で学芸員を配置するということは考えておりません。実際教育委員会のスタッフ等につきましても、逆にそういったことについて縮小しながら、その中でできる範囲で現在文化財等の管理について行っております。ですから、私はできる中で最大の効果が生まれるようなことを考えながら、いろいろな情報収集しながら、今後の文化財運営に預かっていきたいと思いますのでご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。以上です。
秋本 議長。
議長 はい、二番、秋本君。
秋本 只今町長からご答弁いただきましたけれども、質問に対しての明確な答えになっていないと思うのです。先ず、一点はですね、五ヶ瀬ハイランドの再建に向かって借り入れなしで来シーズンオープンに向けて取り組むというようなことでございましたが、それは、一般会計からも繰り入れなしでという意味でしょうか。本当に、ワイヤーにしても施設が山の中ですから、これからまた来年の秋まで放置されるとかずらが伸びてきたり、いろんな修繕費等もかかってくるだろうと思いますし、本当に一般会計から繰り出さなくても、やっていけるのかなあという思いがしておりますので、そこらへん、借り入れなしで来シーズンに向けて取り組むということでございましたので、明確なお答え頂きたいと思います。
それから、株式評価について、どのような方式で評価をされたのかということをお尋ねしているわけでございますので、その計算式がどういうことであったということは最低限ご説明いただかないといけないのではないのかなあという気がいたしております。
それから、官業の民業圧迫という問題についてですけれども、競争という言葉がいけないのであれば、競い合うとか、切磋琢磨するという言葉を使うというようなお考えを今述べられた。競い合うという言葉と競争というのは全く一緒ですよね。だから、それは詭弁だと思います。
公の施設の目的は何なのかというと住民の福祉の増進が目的なわけですから、それに沿ってどう取り組むのかということが大事だと思うのですね。スキー客だとか他の客とかそういうものはこうだとかいうお話もされましたけれども、外来客が増えてくる中で、外来客に対しての施設であればそれは良い訳ですが、減っていく中で町内の方に対して宴会だとかチラシを配ってPRして持っていかれる。すると民業は、その分赤字が増えてくるということにお気づきになっていないと思うのです。伸びて行く時の切磋琢磨してやりましょうという時代では今は無いのですね。如何に生き残るかというところなのです。そこに公金を使ったもので競争していきますよといわれると民業は皆潰れてしまいますよ、ということなのです。そういうご理解がどうも全然違うところにあるという気がします。どうやってこれから増やしていくかということについての議論であればいいのですが、今は、引き潮の時であって、いかに食い止めるかという時代なのですね。そういったことの認識がどうもおかしい。そういう私の質問に対して明確な答えになっていないと思いますので再度お答えをお願いしたいと思います。
教育長の答弁につきましては、学芸員が確かにこういういろんな資源があるところでは必要だというようなお考えでございますので、これは、非常にありがたいことだと思います。十分に開発されて文化財に指定されているところでも必要ですが、今、そういったものを洗い出していこうという時こそ一番大事だと思うのですね。ですから、今の財政状況、置かれている立場というものが、非常に難しい状況にあるというのはよく分かりますけれども、学芸員が必要だという姿勢は、今後も貫いてもらって実現へ向かってご努力いただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
町長 議長。
議長 はい、町長。
町長 借り入れについてはですね、会社で借り入れする必要はないと、今の状況であったら、当然委託料二千万はさっきいったとおりであります。設備投資についても、従来から大きいものについては、一般会計からみていたわけでありますので、新年度では、台風による損害の補修とか、今何が必要なのかというのは担当課、今課長がきておりますが、新年度予算編成の中で当然、森林公園事業の中で設備として触らなければいけない部分については出てくるというふうに思っています。現時点では、予算査定の中で議論していくということですから、当然その部分についての一般会計からの持ち出しというのは、それは、町単独でなくても従来からでてきていたわけでありますから、その部分については、出てまいるというふうにご理解いただければありがたいかなあと、私が申し上げたのは、会社として借り入れして運営していた時期がございます。それについては、委託料を当初予算に組んで、今年度まだ支出していないですが、それが二千万、それから、これも一般会計でございますが、新年度委託料二千万、それが前提として会社として借り入れはせずに、今の業績の中で努力をする中でオープンは迎えられるという答弁だったというふうにご理解いただければありがたいなあと。新年度では、当然森林公園事業の中で、スキーセンターの痛んだ部分とか、リフト再開に向けてメンテナンスが必要であればその部分について予算立てはでてくるということでございます。その数字については、今予算編成中でありますので、要求額については担当課は分かるかも知れませんが、議論をしているというふうに理解いただければいいかなあと思っているところであります。
株式の評価については、後ほどこういう評価ですというのをペーパーで明確に出しますのでそれをもってご理解いただければありがたいなあと、決して出し惜しみしているとか、そういうことは。秋本議員はきわめて経済に強うございますのでその言葉をいえばご理解いただいているのかなあと私は勘違いいたしておりまして、ペーパーを、いずれペーパーは準備しておったのでございますが、前回の説明の時も、その時出し忘れておりましたので、そのペーパーを担当課の方から全議員にお渡ししますので、計算式についてはそういうことでご理解いただければありがたいなあと思っています。
官と民の話でございますが、私が最初お答えしたように私どもも、増やしていこうという努力に関してですね、一緒にいろんな取り組みをしようと、同じパイを食い合えばいいんだとかいうのではなくて、今そういう努力をしようというふうにして担当課もそういう努力をして、またそういう取り組みになってくると思います。またそういう働きかけを私どもの方からしていくと思います。そういうふうにご理解いただいてですね、何もその木地屋だけが宴会をどうのこうのとか、それは今まで木地屋が営業してきた中でご利用される皆さん方が、木地屋だというふうにおっしゃって頂いている部分で、それは、通常の我々の努力の範疇で営業さして頂いている。何もその我々が、町がですね、ここに対して来て頂かなければ困りますよというような形でものを申しているようなつもりは私は全くありませんし、決してよそでやっていらっしゃるお客さんを私どもにとかそういう発想じゃなくて私どもとしてはあの施設を運営していくための基本的な営業努力をさしていただいているというふうに認識をしているところで、ま、その議論よりも、私が何回も申し上げているとおり、今、どうやって皆さん方と一緒になってお客さんを取り込んでやっていけばいいかという仕掛けをしておりますので是非それに対してですね、ご協力を賜ればありがたいなあと。以上で答弁を終わらせて頂きます。
秋本 議長。
議長 三回目、四回目でありますけれども、一回だけ秋本君の、答弁なしでお願いをしたいと思います。
秋本 はい、承知しました。回数が多くてすみません。一点は、ペーパーを出して頂くということでございますが、その資金の動きですね、株式の動き、退職慰労金の何時頃どういう風に動いたということもですね、ペーパーの中に書き込んであるのかも知れませんが、明確にして頂きたいと思います。それから、どうやって一緒になって取り組むか、ということが必要だということのご説明の中で、木地屋さんとの問題の中で、そういう呼びかけとか、例えば宿泊業組合に対しても、まだ、スキー場の閉鎖についてのご説明も(これまでも何度もお願いしているが)ない。ま、個々にはあったのかも知れませんが、無いわけですね。民業とどうしてやっていこうという、そういう姿勢がない。上からこうしました、ああしました、説明が終わりましたというのでは、お互い信頼関係もなくなるわけでありまして、どうも一方的な部分が多いのではないかと思うのです。町長はいろいろご説明いただきますけれども、確実に公の施設で民間と同じ仕事していったら民間は、その分はマイナスになるということがお分かりになっていない。そこをしっかり意識を変えて頂きたいと思って入るところでございます。以上で質問を終わります。
議長 以上で秋本治君の質問を終わります。
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4.甲斐啓裕
・消防団について
・町道、林道の維持管理について
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11:45休憩(昼食)
13:00再開
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5.白滝増男
・平成17年度予算について
・住宅建設について
・遊休地、施設の活用について
6.岡本康定
・公有財産に関する事務について
7.後藤桂治
・旧桑野内小学校の跡地利用は。
・消防団の機能は。
・自主防災組織の強化を。
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14:05散会
14:10〜全員協議会
建設課長説明
・災害関について
企画商工課長
・追加議案の件
移動体通信施設関連物品購入について
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最終日(12月14日)
10:00〜
開会
■日程第1 議案第53号
五ヶ瀬町教育長の給与に関する条例の一部改正について
採決 全員起立で可決
■日程第2 議案第54号
五ヶ瀬町職員の給与に関する条例の一部改正について
採決 全員起立で可決
■日程第3 議案第55号
五ヶ瀬町国民健康保険準備積立基金条例の一部改正について
採決 全員起立で可決
■日程第4 議案第56号
五ヶ瀬町国民健康保険税条例の一部改正について
採決 全員起立で可決
■日程第5 議案第57号
五ヶ瀬町一般会計補正予算について
採決 全員起立で可決
■日程第6 議案第58号
五ヶ瀬町国民健康保険特別会計補正予算について
採決 全員起立で可決
■日程第7 議案第59号
五ヶ瀬町老人保健特別会計補正予算について
採決 全員起立で可決
■日程第8 議案第60号
国民健康保険病院会計補正予算
採決 全員起立で可決
■日程第9 議案第61号
五ヶ瀬町介護保険特別会計補正予算について
採決 全員起立で可決
■日程第10 議案第62号
五ヶ瀬町過疎地域自立促進計画の変更について
採決 全員起立で可決
■日程第11 議案第63号
五ヶ瀬町過疎地域自立促進計画(後期)の認定について
採決 全員起立で可決
■日程第12議員発議12号
「食料・農業・農村基本計画」見直しに関する意見書提出について
採決 全員起立で可決
■日程第13議員発議13号
WTO・FTA交渉に関する意見書提出について
採決 全員起立で可決
■日程第14議員発議14号
地域雇用対策の改善・強化を求める意見書提出について
採決 全員起立で可決
■日程第15議員発議15号
教育基本法の早期改正を求める意見書提出について
採決 1名反対賛成多数で可決
■追加日程第1
議案第64号
物品購入契約の締結について
1.契約の目的
平成16年度移動通信用鉄塔建設事業電気設備購入
2.契約の金額
14,112,000円(内消費税672,000円)
3.工期
平成17年3月25日
4.契約の相手方
東京都新宿区西新宿 KDDI株式会社
5.契約の方法
随意契約
6.先決処分にかかる事項
・納期の変更
・契約金額の5%以内の増減
採決 全員起立で可決
■追加日程第2 議案第65号
五ヶ瀬町土地改良事業の施行について
・事業名 農地環境整備事業
・地区名 牧
・事業費 170,000千円
(事業費内訳、国50%、県20%、町27%、受益者3%)
採決 全員起立で可決
■追加日程第3 議員発議第16号
平成17年度地方交付税所要額の確保に関する意見書提出について
採決 全員起立で可決
11:05 閉会
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編集後記
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新年も1月が終りになってようやく12月議会のかわら版が脱稿しました。
今冬は、スキー場閉鎖というなんとも言えないスキー場始まって以来の寂しくてつらい冬です。
スキー場オープンに向けてずいぶん頑張ったつもりではありますが、力が及びませんでした。申し訳なく深くお詫び申し上げます。
やる気があればオープンできたのに、という思いがありますので悔やまれてなりません。
仕方ないのでスノーハイキングに取り組んでいます。幸い報道機関でも取材して頂いていますが除雪ができないのが悩みの種というところです。
春になれば、前記の「ガゴが岩屋」も、もっと売り出したいと思います。それだけの価値があると思っています。
12月議会では、再びこの「かわら版」が問題となりました。12月議会の最終日に議会の忘年会をすることになり、事務局は、年に一回位は鞍岡地区の利用も、ということでやまめの里に予約されていました。
ところが、一部の議員からやまめの里で忘年会をするなら出席しないという抗議が出されたということです。これはまさに脅迫みたいなものです。筆者はそれほど憎まれていたのかとびっくりです。
また、筆者は議事公開の原則を掲げて行動しておりますが、議事録に一方的な意見を付して公表すると選挙で不利になる、などの意見が出されたのです。
議会では、住民の前でも堂々と言えるような信念をもって発言されているものとばっかり思っていましたのでこれには当惑しました。
しかし、まあ、今年は選挙の年でもありますので、みなさんおっしゃるように「かわら版」は暫く休刊することにしました。なんとお粗末なことか。今後も記録だけはこれまで同様に続けていきます。
初めて議会人になって、いろんな勉強をさせて頂きました。そして、議会人は3つの性格に分類されることに気付きました。すなわち
1.職業型議員
調整技術には長けているが哲学やビジョンに欠けている。
2.理想追求型議員
独立独歩型で孤立することが多い。独善的になりやすい面もある。
3.社交型議員
優柔不断型で内股膏薬、保身術には長けている。
長い間つたない原稿をご愛読頂き、ありがとうございました。少しはテーマの「風」を巻き起こしたでしょうか。また、形を変えてお目にかかれるものと思います。皆様のご隆昌をお祈り申し上げます。(治)