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も く じ
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平成16年1月 臨時議会 |
1/27 合併調査検討特別委員会 |
2/2 合併調査検討特別委員会 |
平成16年3月議会 1日目 |
予算審査特別委員会 |
平成16年3月議会 2日目 |
平成16年3月議会 最終日 |
風の考察 |
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平成十六年一月 臨時議会
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■本会議 1月16日
9:30〜議員控室
議運報告
・本日の臨時議会は、補正予算と工事請負契約の2件。
開会に先立ち全協で議案の説明を求める。
・財政課長
補正予算について説明
・企画商工課長
工事請負契約とワイナリー次期対策事業についての説明。
11:15〜本会議場
開議
・日程第1 会議録署名議員の指名。(9番後藤桂治議員、10番松岡耕一議員)
・日程第2 会期の決定。(本日1日限り)
・日程第3 議案第1号 平成15年度五ケ瀬町一般会計補正予算について
提案理由の説明 商工費パンフの作成840千円追加(ひむか神話街道関係)及び繰入金の減額調整
[全員起立で可決]
日程第4 議案第2号 工事請負契約について
提案理由の説明
1.契約金額 214,725千円
2.契約の相手 竃野興業
3.契約の内容 ワイナリー建築主体工事と電気設備並びに機械設備の一部
4.工期 契約の日から平成16年10月29日まで。
[質疑後全員起立で可決]
11:30閉会
12:30〜議員控室
市町村合併調査検討特別委員会
・法定協議会移行への是非について意見交換。
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合併調査検討特別委員会
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■法定協議会設置について
全員協議会 1月27日
9:30〜議員控室
法定協議会について
町長の説明要旨
・特例債に頼る合併は行わないこととした。
・昨日、西臼杵3町長で協議。本日、議会に説明。明日、記者発表する。
・西臼杵3町長で協議の中、早急に取り組む課題として
1.消防・急救業務。
2.介護・国保・病院運営。
3.観光物産の開発。
4.その他、3町でそれぞれ整理する。17年3月までの限られた時間では合併法定協議会設置は無理がある。合併特例債は過疎債、辺地債と変わらない。
・行財政改革の骨子を発表、組織機構改革推進委員会を係長で構成して設置する。
12:40〜議員控室
市町村合併調査検討特別委員会を開会。
意見交換後、法定協議会設置の是非について議会の意見集約を図る。
意思表明の結果、議長を除いて法定協議会を設置することに
賛成の議員8名、反対5名。
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夕日の里づくり推進会議委員と
議会との意見交換会
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■1月27日 19:30〜桑野内
夕日の里づくり推進会議委員と議会との意見交換会が開催された。
地元意見の要旨
・桑野内地区は他地区との遅れが10年位ある。
・今回の地域活性化策に生き残りをかけている。
・知名度低いことから夕日の里フェスタを始めた。人口700人弱のところへ1万人が訪れた。
・ワイナリーは拠点施設として望みをかけている。
・地域住民の意識改革により、若者がボランティア活動に熱心になった。
・物産販売施設をワイナリーと同時に取り組みたい。
・イベントは、昨年で8回目。夕日の里が注目を浴びている。
・ボランティアで県道の草刈をしている。
・夕日の里の福岡町人会会員250人。農家民泊、物産販売、神楽参加等協力している。
・ワイナリーにより多くの人が来る。物産販売ができる。レストランができる。
・テントでもいいから販売施設を。
・どれだけの売るものがあるか、何が売れるか調査をしている。
・年一回、ふるさと体験交流ツァーを行っている。魚のつかみ取り、神楽、豆腐づくり、農産物の収穫等で100人が農家民泊。
・交流によって良さが分ってきた。応援したいとの声が聞かれる。
・桑野内で軌道に乗れば、町内一円に広げたい。利益を考えているのではない。
・野菜、野草を使って昔の料理をヒントに「四季の御膳」料理を開発した。ワイナリーに出したい。予約制で考えている。
・町内で一番空が広い。阿蘇が見える、夕日がきれい。
・昨年の夕日の里フェスタは雨のため体育館で行ったが、お客は泣いて感動された。
・五ケ瀬町を売出すには桑野内から始まる。
・イベント広場が必要。
・議員は前向きの意見を、前向きの意見には将来恩返しをする。
・夕日の里フェスタでは住民から千円の協力金を出してもらっている。
等々の意見が出された。
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市町村合併調査検討特別委員会
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■全員協議会
2月2日 9:30〜議員控室
協議結果
・市町村合併調査検討特別委員会を本会議場で9日13:30開会し、町長の法定協議会を設置しない方針の発表について正式に報告を求め、質疑を行う。
・鞍岡支所廃止の問題も合わせて質疑を行う。
■市町村合併調査検討特別委員会2月9日 13:30〜本会議場
本会議場で甲斐啓裕委員長は議長席について開会を宣し、法定協議会の設置をしないことを表明したことについて町長の説明を求める。
町長の説明要旨
・平成14年10月から12月にかけて町内各地域で座談会を開催し、現状報告と合併任意協議会設置の理解を求めた。
・平成15年10月から12月にかけて町内全域で任意協議会の結果を示した。
・西臼杵3町の町長と5回協議を重ね、現時点での法定協議会の設置は見送るとの結論に達した。
・17年3月まで西臼杵3町との将来像をつくるのは時間的に困難。
・残るは特例債の問題のみ。借金であることにかわりはない。(117億、95%起債可能、70%は交付税措置。)
・合併補助金等は3町で18億4千3百万、3町で割ると年間6千万しかならない。
・法定協議会設置の考え方は合併を前提としたもの。合併への強い意思であると3町長で一致した。
・平成17年3月にこだわらず以下の3町の課題に取り組むことで一致した。1.広域消防。2.介護、国保、病院。3.観光、特産品の開発。
・将来にわたって合併は否定しない。新しい法が制定されるのを待って対応したい。
・五ケ瀬町としては、時代に即応した組織機構の見直しを行い16年度の予算の説明と合わせて4月から町民に説明する。
以上の説明があった後質疑応答。
質疑要旨
・合併は住民が決めるべきもので住民への説明が足りない。
・説明資料も充分になく、決定が早まったのではないか。
・町が自立できるかどうかは、法定協議会で審議すべきではないか。
・自立のためのシュミレーションを作成して説明すべき。
・支所設置条例の廃止を改革のやりだまに上げるのはおかしい。
・廃止反対の署名が87%の世帯から出された、斟酌して欲しい。
等々の意見が出された。尚、この模様は録音、後日会議録が作成される。
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平成十六年三月議会
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■本会議 第1日目
3月8日
9:30〜議員控室
議運報告
・本日は13:00開会とし、提案理由の説明のみに留める。
・議長発議で予算審査特別委員会を設置し、全員で予算審査をする。
・議員定数削減を検討するため特別委員会を設置する。
以上を了承した。
続いてワイナリー工事を発注した建設業者の事件について、町長、農林課長の出席を求め事情を聞く。
13:30〜本会議場
開議
日程第1 会議録署名議員の指名。(11番後藤貴人議員、12番米田昭午議員)
日程第2 会期の決定。(本日より23日まで)
日程第3〜20まで提案理由説明。
日程第21 議長発議で予算審査特別委員会を設置、予算案は委員会へ送付。(委員長は総務委員長甲斐啓裕議員、委員は議長を除く全員)
日程第22 町道の認定について。
日程第23 議員発議で議員定数検討特別委員会を設置。(委員長は議会運営委員長の岡本康定議員、委員は議長を除く全員)
14:25散会
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平成16年度予算審査特別委員会
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以下審査の概要
■予算審査特別委員会 第1日目
日 時 3月9日(火)
場 所 第1会議室
出席議員 全員出席
午前9時開会
甲斐啓裕委員長 先般の第1回議会定例会におきまして予算審査特別委員会が設置され、私が委員長ということになりました。皆さん方の温かいご協力、ご指導を得ながら予算審査特別委員会を進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
予算審査特別委員会の日程は、本日3月9日から15日まで5日間の日程で、別紙審査日程表のとおり順次審査を行っていきます。まず、財政課長から平成16年度の予算についてご説明お願いします。
財政課長 それでは、予算書に基づいて説明します。
――説明――
※添付資料 @.16年度当初予算歳出性質別内訳、A.平成16年度主な事業、B.04年度普通交付税がこんなに減額。
質疑要旨
・基金残高について。
・公債費残高の交付税措置を差し引いた額は。
・当初予算の公債比率等について。
・町有林の施業計画はどうなっているか。森林保全のための計画的な施行が必要ではないか。
・造林費の保険料には作業員の保険は入っているか
委員長 以上で財政課主管の審査を終了します。お疲れ様でした。
10時50分散会
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11時00分
委員長 続いて総務課主管の審査を行ないます。総務課長の説明を求めます。
総務課長 それでは、予算書に基づいて説明を行ないます。
――説明――
質疑要旨
・無線放送のアナウンスを職員で行なうことについて
・庁舎の清掃委託についても職員で行なうことができないか。
・消防機材整備委託料は。
・各種委託料の比率が高い、全庁的に委託料の制度を見なおすべきではないか。(リース料、設計関係等も含む委託料関係の資料を委託先、性質別に分けて一覧表にまとめて提出するよう求める。)
・選挙関係の報酬、手当等について
・防火水槽、詰所整備は。
・防災ヘリ負担金と活用について。
委員長 以上で総務課主管の審査を終了します。お疲れ様でした。
12時10分散会
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13時00分
委員長 続いて税務課主管の審査を行ないます。税務課長の説明を求めます。
税務課長 それでは、予算書に基づいて説明を行ないます。
――説明――
質疑要旨
・地籍調査をもっと早めることはではないか。
・山間部は調査の精度は粗くてもいいから安く早く進捗率をあげるべきだ。
・計画の最後の部分から2つの方向から取り組むべきだ。
(県と財政課と相談して検討する)
・滞納分の数字について、未収分も計上すべきではないか。
・徴税率が口座振り込みでは低下するのではないか。
・完納報奨制度の見直しが必要ではないか。
・公民館活動のあり方と徴税について調査すべき。手法に違いがある。
・納税制度、徴税制度、完納報償金等の仕組みを検討すべきである。
委員長 以上で税務課主管の審査を終了します。お疲れ様でした。
14時25分散会
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14時35分
委員長 それでは、福祉課主管の審査を行ないます。福祉課長の説明を求めます。
福祉課長 それでは、予算書に基づいて説明を行ないます。
――説明――
質疑要旨
・各種の検診委託料について町病院で検診はできないのか。
・インフルエンザ等の予防接種で町外病院との格差があるがその仕組みは。
・緊急通報システムの委託料とその内容は。
・里親制度は。
・ゴミ問題で高千穂地区との協議が困難、五ケ瀬が不利になっている。解決へ向って努力すべきだ。
委員長 以上で本日は福祉課主管の審査を終了します。尚、引き続き明日介護保険について午前9時から審査を行ないます。本日はお疲れ様でした。
16時50分散会
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■予算審査特別委員会 第2日目
日 時 3月10日(水)
場 所 第1会議室
出席議員 全員出席
9時5分
介護保険特別会計審査
委員長 それでは、昨日に続き福祉課の介護保険から始めます。福祉課長よろしくお願いします。
福祉課長 それでは介護保険について説明します。
―説明―
※添付資料 介護保険制度における費用負担
質疑要旨
・西臼杵地域介護認定審査会負担金2,734千円について
高千穂に事務所を置いている理由 職員数 負担割合は
(資料を取り寄せて検討していきたい。日之影、高千穂の認定者数を調べて提出する。予算の増減は、発生件数により補正で対応)
・介護保険のねらいは在宅にあるのに施設介護が増加している。在宅介護支援の必要がある。予防に力を入れて居宅介護の対策を考えられないか。
・社会福祉協議会の組織や委託料の実態がよく分らない、現場の生の声を聞きたい。
(後日調査する)
委員長 以上で福祉課主管の審査を終了します。
10時10分散会
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10時25分
委員長 それでは、住民課主管の審査を行ないます。住民課長の説明を求めます。
住民課長 それでは、予算書に基づいて住民課管轄の説明をいたします。
―説明―
質疑要旨
・郵便局委託料343千円は、
(委託部分は住民票、戸籍謄本抄本除籍、納税証明、外国人登録原票の写し、住民票の写し、戸籍附表の写し、印鑑登録証明(登録は不可))
・鞍岡支所の業務について。(一覧を提出する)
・住基ネツトの活用実態について。
委員長 以上で一般会計予算書の審査を終了します。ここで暫時休憩します。
11時5分 休憩
11時10分
委員長 続いて国民健康保険特別会計の審査を行ないます。住民課長お願いします。
住民課長 それでは国民健康保険特別会計について説明します。
―説明―
※添付資料 国民健康保険会計当初予算予算概要
質疑要旨
・滞納対策について
・高額医療について
委員長 それではこれで国民健康保険特別会計については終了します。暫時休憩を行ないます。午後は一時から老人保険について審査を行ないます。
12時00分休憩
13時05分
委員長 予算審査を再開します。老人保険特別会計についてお願いします。
住民課長 それでは老人保険特別会計についてご説明します。
―説明―
※添付資料 平成16年度老人保険特別会計当初予算の概要
質疑要旨
・医療費が130千円減額になっている。(対象年齢が70歳から75歳に引き上げられたことによるもの。その分は国保でみる。老人医療と国保と同等にする。)
・高額医療について立て替え金は、書類上でできないか。(レセプト審査により発生するため審査の後でなければ出せない。その間は高額医療貸付制度を利用できる。年に一回申請があれば後は申請を要しない)
・各種検診が町病院でできない理由について国保側はどうみるのか。
(後日、病院と関係課との意見交換を行なう)
委員長 以上で住民課主管の審査を終了します。
13時50分散会
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14時00分
委員長 引き続き、今度は企画商工課主管の審査を行ないます。
企画商工課長 それでは予算書に基づきご説明致します。本日は各担当係長も待機しておりますのでよろしくお願いします。
―説明―
質疑要旨
・森林公園事業費25,715千円について(五ケ瀬ハイランド)
(黒字になった場合木地屋の使用料一人あたり210円を決算期に入れて頂く。スキー場の益金は町に入れて頂く事で話し合っている。)
・移動通信用鉄塔建設事業について
(総額は95,170千円、場所選定によって増減がある。これまで負担は無かった。)
・新得町との交流は見直しの必要があるのでは
(新得町は合併の方向でありこのまま続けられるか検討の必要がある。)
・コミュニティ音響設備1,900千円は、
(移動できる設備であり、まつり等にも利用できる。)
・代替バスの算定基礎について
(全体の経費から運賃収入を除いて、その他の経費を県と町で二分の一づつ負担。今後のあり方を協議している)
・ワイナリーの職員採用について
(4月9日募集、4月17日試験、35歳まで、技術者を養成する)
・商工会の商品券について
(3年間の期間限定であった為終了した)
・五ケ瀬町森林空間総合利用地域運営協議会の予算が計上されていないが、
(発足したが見直しを計りたい。幹事会を6月に開いて検討する)
・宮崎県民体育大会スキー競技の予算が計上されていないことについて
・スキー場の使用料の考え方は
(益金を出さないために木地屋の分も含めて検討の余地がある)
・キリタチヤマザクラは、公民館単位で植樹できないか。
・Gパーク合宿誘致の波及効果は、数値目標は
(サッカーチームが増加している。合宿だけでいいのか検討の余地がある)
・森林交流館について
(利用が減少している)
・特産品振興会のあり方について
(沈滞している。活性化の方向を検討中。組織の立て直しが必要)
委員長 以上で企画商工課主管の審査を終了します。
16時30分散会
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■予算審査特別委員会 第3日目
日 時 3月11日(木)
場 所 第1会議室
出席議員 全員出席
9時00分
委員長 本日は3日目でお疲れ様です。さっそくですが、農林課所管の審査を行ないます。
農林課長 全体の予算、前年との比較並びに課題がみえるように添付資料をつくりました。その資料と照合しながらご説明します。
―説明―
質疑要旨
・有害鳥獣被害対策について
・ぶどう栽培の赤系の改植について、試験栽培が不充分ではなかったか。
(普及センターではもう1〜2年様子を見るべきとの意見あり。平行しながら改植をすすめる。人材育成、技術の向上を図りたい)
・林道、作業道の要望と査定は、
・シキミ、サカキの植栽について
・遊休農地の活用について
・地産地消について、学校給食はどうなっているか
委員長 以上で農林課主管の審査を終了します。
12時00分散会
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13時10分
委員長 午前中に引き続きこれから建設課主管の審査を行ないます。
建設課長 それでは「平成16年度当初予算について」という資料を準備していますので資料と参照しながら説明致します。
―説明―
質疑要旨
・重機使用料について
・道路の草刈清掃委託について
・除雪対策は
・農道の笠部道の上線について
・測量等委託料について
(内部でできるところは内部で行なうように取り組んでいる)
・ガケ地移転事業について
委員長 続いて簡易水道についてお願いします。
―説明―
質疑要旨
・加入金30千円の根拠は
(話し合いで決定している)
委員長 以上で建設課主管の審査を終ります。
14時45分散会
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15時00分
委員長 それでは、これから病院事業会計について審査を行ないます。事務長よろしくお願いします。
病院事務長 今日は院長と係長も出席しておりますのでよろしくお願いします。それでは病院会計予算書からご説明します。
―説明―
質疑要旨
・町負担金について
(50,000千円のところを昨年同様49,500千円査定減額)
・熊大研究助成費について
(1,200千円研究助成費熊大本年は計上しない)
・医業外収益の消費税について
・整形外科医の高千穂町への負担金について
(整形外科医は収益源でもあるので必要)
・減価償却の会計手法について
・蘇陽病院との比較について、午後の診療など。
・ISO9000シリーズ等の取得について
(品質管理に適当なシステム導入を検討している)
・各種検診を病院でできないか
(検診は可能、基本検診のデータを町と病院とが共有できない、検診制度については、包括的医療のあり方と手法を組織的に検討の必要がある、個人情報の守秘義務との関係を整理する必要がある)
・患者輸送車について
(急救車ではない、ひむか警備のドライバーに委託、補助員は清掃の女性職員で対応、夜間警備は2人体制、緊急の場合医師が同乗できる)
委員長 以上で病院会計の審査を終ります。
17時30分散会
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■予算審査特別委員会 第4日目
日 時 3月12日(木)
場 所 第1会議室
出席議員 全員出席
9時00分
委員長 それでは教育委員会の審査を始めます。本日が最終日となります。連日のことでお疲れのことと思いますがよろしくお願いします。
教育委員会次長 それでは教育委員会主管の説明を行ないます。原田係長、渡辺係長も同席しておりますのでよろしくお願いします。
―説明―
質疑応答要旨
・11,000千円の減額は
(臨時職員7名全員解雇する。以後小中校に臨時は入れない、清掃等は学校長の判断で20日間雇用できる)
・新年度入学児童数は
(三ヶ所小学校16名(125)、鞍岡小学校18名(74)、坂本小学校10名(53)、上組小学校9名(47)。鞍岡中学校27名、三ヶ所中学校107名。全体で小学校299名、中学校134名、合計433名。)
・中学校寮の入寮予定者は
(41名である。平成18年度から40名をきる。41名をきると制度上の問題が出てくる)
・蘇陽町教育委員会には
(小学生13人、中学生3人)
・Gパーク光熱費の内訳は
(受電装置が一括にしてあるため協議により年間3,000千円木地屋から受け入れている、水道料金は量水器が別設置の為各々が支払っている)
・遠距離通学補助は
(鞍岡小学校6名、坂本小学校9名。バス定期券を支給している)
・自然の恵み資料館について
(利用が伸び悩んでいる、活用を検討する)
・Gパークの利用者は
(平成15年4月から16年2月までドーム利用者12,855人、内トレーニングルーム1,000人位。陸上競技場6,695人、広場利用15,235人。※後日、施設毎の利用者数、合宿の宿泊者等データを提出する)
・文化財調査について。調査委員会の成果は、文化財指定の取り組みは
(民俗芸能保存会13団体、調査委員会の任期は平成16年度まで)
・各施設の営繕について、予算減額だけでよいのか
(三ヶ所小学校の体育館、中央公民館の補修、小学校の補修計画など上げている。高畑公民館の補修も上げたが査定で落された)
・学校給食の地産地消について
(地場産はコストが高い、学校給食の仕入データを提出する)
・県民体育大会スキー大会の費用が計上されていないが
(競技団体のスキー連盟が負担すべきものと考えている。反省会を開き検討したい)
委員長 以上で教育委員会にかかる予算の審査を終了します。お疲れ様でした。
12時00分散会
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13時00分
委員長 これから議会事務局の予算審査を行ないます。
議会事務局長 それでは予算書に基づき説明します。
―説明―
その他
・合併特例法の要旨について
・議員定数改正の日程等について
委員長 これで議会事務局の審査を終了します。
13時55分散会
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14時00分
委員長 これより出納室の審査を行ないます。
出納室長 それでは予算書に基づき説明します。
―説明―
質疑要旨
・基金残高及びペイオフに伴う運用について
・公社・外郭団体等の統廃合に注意することについて
・事業費の決済について
(担当課から出てくれば毎週一回水曜日に決済している)
委員長 以上ですべての予算審査が終了しました。これにて予算審査特別委員会の審査を終了します。尚、予算審査において課長答弁で不充分なところは改めて全員協議会において町長に説明を求めることにしたいと思います。長い間お疲れ様でした。
14時30分 閉会
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■3月15日 全員協議会
9:00〜議員控室
・ワイナリー次期対策事業について企画商工課長より説明。係長、助役出席。
(本日は説明のみに留める)
12:00終了
13:35〜議員控室
予算審査特別委員会で課長答弁で不充分な部分12件について町長、教育長、病院院長、病院事務長に説明を求める。
※予算審査特別委員会でまとめた質問事項は以下のとおり。
1.桑野内小学校の閉校後の施設の管理について
2.今後の利用計画について
3.特殊教育(学級)の設置について
4.県民体育大会スキー競技の部の町の対応について
5.学校給食の地産地消の取り組みについて
6.建設業者の虚偽事件のその後の状況について
7.委託業務のあり方・見直しについて
8.五ケ瀬ハイランドの納税・使用料について
9.予算・決算の説明資料作成の徹底
10.住民課・福祉課と病院の連携について(各種住民基本検診の対応等)
11.一般病床の増設について
12.整形外科医の今後について
13.その他
以上について質疑応答
16:20終了
■3月16日 全員協議会
13:30〜社会福祉協議会会議室
社会福祉協議会の説明と質疑応答
※社会福祉協議会の設立は昭和62年10月22日。理事6名、監事2名、評議員25名。基本財産(出資金に相当)は1,000,000円、運用財産1,500,000円、什器備品175,000円。設立時に町職務代理者より同法人に贈与して設立。
15:25終了
15:45〜議員控室
議員定数検討特別委員会
定数減の是非を討論の後、採決。定数10人とするもの=10名、定数11人とするもの=2名
その他=1名。
以上により、次期選挙からの議員定数は10名に委員会は一致。
17:25散会
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■本会議 第2日目
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3月17日
10:00〜本会議場
開議 一般質問
1.橋本進
・通学路の外灯を設置すること。
2.坂本亀十
・自立と広域連携。
3.興梠春男
・グリーンツーリズムの今後
・鳥インフルエンザの対策は?
4.秋本 治
・鞍岡支所について
・市町村合併法定協議会の設置について
・笠部の農道について
・財政の健全化について
※以下、筆者関係部分を掲載。
議長 次に二番、秋本 治君ご登壇願います。
秋本 2番、秋本 治でございます。通告に従い一般質問をいたします。先ず、鞍岡支所についてでございます。鞍岡支所を廃止するという方針が出されておりまして、前回の議会でも一般質問をいたしたところでございますので、詳しくは申しませんが、私はその後も何度考えてもですね、廃止よりも支所が活用されていないことが問題で、この支所を条例どおりに、あるいはそれに近い形で、どう活用して鞍岡の住民の皆さんと行政とが協働作業として住民自治の仕組みを作り、又住民自治の意識を高めていくことが、非常に重要であろうと考えている訳でございます。
鞍岡地区の住民の皆さんの87%の世帯がですね、鞍岡支所を廃止してくれるなと、切実な願いをもって廃止反対の署名をして提出されたわけでございます。これを受けてでしょうが町長は、住民への説明会を今開催されておりまして、その終盤を迎えているということでございますが、町長の今後のこの鞍岡支所廃止についての取り組みや考え方についてお伺いしたいと思います。
次に、市町村合併法定協議会についてでございます。町長は法定協議会を設置しないと表明されました。私もこの方針に強く賛同している者であります。考え方として、法定協議会は住民への説明の為に必要だという議論と、合併を前提として、合併をしたいからその準備の為に法定協議会を設置して進めるという意見があるわけでございますが、町長のご意見のようにやはり法定協議会は合併を前提としたものでなければならなと私は思うものでありまして、3町の基本的な協議については、法定協議会以外の部分で充分検討できると思っているものであります。
ところが、このほど住民発議により、法定協議会の設置が請求されておりまして只今、署名簿の縦覧がなされておるわけでございますが、この取り扱いについて、今後の日程や考え方についてご説明いただきたいと存じます。
それから3番目ですが、笠部地区の農道についてでございます。笠部地区の農道についても前回の議会でもご答弁頂きましたし、いろいろ議論しておりますので詳しくは申しませんが、その後の地権者との交渉、それから未完成部分の工事等について、今後の考え方やご計画をお聞かせいただきたいと存じます。
それから4番目、財政の健全化についてでございます。財政の健全化をはかるには、本町に合った財政指数の各目標数値の目標をたてて年次計画的に目標に到達するように経営していく必要があると思うわけでございますが、新年度の予算作成に当り、揚げられた指標の目標値等があればお示し頂きたいと存じます。
以上4点についてご質問いたします。簡潔明瞭に分かりやすくご答弁頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
町長 議長。
議長 町長。
町長 簡潔明瞭に簡単に答弁をさして頂きたいと思います。先ず第一点目の鞍岡支所についてでありますが、これは従来から申し上げているとおり、廃止について、この議会中、23日に追加提案をさして頂きたいということで今、各地区の説明会でそのように説明をさして頂いておるところであります。残すところ秋本議員の地元の14区、今晩説明会に参るところであります。
その中で私どもの考え方について、町の現状とを含めてですね、お話をさして頂いているところでありますが、私が感じているに、かなりの部分で鞍岡地区の皆さん方には私共の考え方に一定の理解をして頂いているというふうに理解をしているところであります。
但し、議員のおっしゃるように87%を超える、支所を廃止してくれるなという廃止反対の重みについては、改めて今回地域に行ってですね、やはり基本的には反対なんだというご意見を多く頂いています。但し、町長がいうように今現状がそういう形で町が廃止についての提案をされ、そして又、その代替機関として一定程度鞍岡郵便局でそのサービスが確保され、それ以外の部分についてもできる限りサービスの低下を防ぐ努力をするという説明を聞いて、その考え方には理解すると。但し、鞍岡支所については精神的にやはり無くなるという事に関しては寂しい思いがあるという声も改めて全地域を廻らして頂いて感じているところであります。
しかしながら、今後の行政運営の中でその鞍岡地域の皆さん方の想いについては充分受け止めさして頂きながら、必ずや、鞍岡の皆さん方も、私は、もう鞍岡や三ヶ所やそういってる時代じゃないんだと、五ヶ瀬町が今どうなるかという岐路に立っている時にですね、全町民あげて小さくても足腰の強い自治体を作っていきましょうやということでお話をしているところであります。
但し、23日にご提案申し上げますけれどもその施行については7月1日からで、3ヶ月間職員も置きまして、その期間に、やっぱりここはこうしたがいいんじゃないかという地域の皆さん方のお声があれば、その部分について更に解消していく努力をして参る、そのように考えているところであります。
2番目の法定協議会設置についてであります。3月1日に住民発議による署名簿が選挙管理委員会に提出されました。審査を終えまして、今、今日から23日まで縦覧期間を設けて、縦覧して頂いているところであります。署名簿の数と致しましては235名の署名が提出された訳でございまして、法律によりまして50分の1、有権者のですね、をクリアすればいいということでありますので審査の結果235名の内17名分が無効ということでございまして、今218名で確定いたしまして、縦覧にかけているところであります。
従って担当者からは24日水曜日には、請求人の方にですね、確定したということでお返しするという状況にあるということでございますので、多分、即日私、町長の方に署名簿の提出があるものと考えているところであります。
その後は、所定の事務手続きを済ませて、知事から通知を受けましたという旨の通知を受けた翌日から起算して60日以内に議会に付議することというのが今回の法律でございます。従って、私が受けて知事に確かに受け取りました、そうですか、という文書のやりとりがあって60日ということでございますので、その期間があるわけでございますけれども、私自身は3月中はもう日程的に無理だというふうに考えております。
218名、多い少ないという議論はありますけれども50分の1という法律をクリアした町民のこれまた意志でございます。それについては私、個人的には、4月に入って、できるだけ早い時期に議会に提案できるようなスケジュール調整が必要であろうということで、高千穂町、日之影町の町長には私の考え方については申し述べたところであります。
只、提案するにしても、3町とも同じ条件でございますので、3町長で更に最後の詰めを行った後にですね、同じ日、そして同じ時間帯にそれぞれの議会に対して提案することになると考えております。又その提案については当然意見を付して提案するということになっておる訳でございますので、提案に当たって私の改めてこの法定協議会設置に対する考えを付して議会の皆さん方にその審議をお願いするということになろうかというふうに思っているところであります。
3番目の笠部地区の農道につきましては、これはもう議員おっしゃるとおり12月で答えたとおりでありますが、1月に埼玉県の地権者とお会いして私共の考え方について説明さして頂きました。従いまして、今後は未完成部分の工事につきまして、できるだけ町財政の負担が少ないような事業を見つけて、それが確定次第未完成部分については整備していきたいなあとそのように考えているところであります。
財政の健全化についてであります。財政上これも12月の議会で確かそういう指標を作るのか、しないのかという話があったと思いますが、その時点ではそういう考えにないという事でお話をしたところでございますが、財政上当然決算統計に基づく財政指数等がございます。これについては当然私共としてもその指数を参考にしながら、予算編成をしていることは当然でございます。
又、財政健全化に向けては提案理由の中で申し上げました通り、歳入歳出の徹底した見直し、そして合理化、効率化を計っているところでございます。中でもとりわけ、やはり財政の硬直化の原因である公債費の抑制、今後公債費の抑制をどう考えていくのかというのが私は一定程度大きな課題であろうということで就任当初から申し上げていますとおり、平成14年度から実質ベースで起債額を年額4億円程度位が今私共の財政規模からすれば、いい数字じゃないのかなあということで、それを目安に起債額について押さえ込んでいるところであります。
町長就任時67億8千9百万円ありました起債残高につきましては、今年度末には60億をきると、更に平成16年度、来年3月末には55億6千3百万円になる見込みでございます。従いましてこの3年内で12億2千6百万円起債残高を減らす事ができる。このままで推移すると仮定しますと、平成20年から21年度あたりでは予算規模位の残高となると。
そして又、借金の返済といいますか、公債費につきましても今は10億以上予算に計上さして頂いていますけれども、6億程度に圧縮できるというふうに思っているところであります。こういった目標を持ちながら財政運営、そして予算編成に当たらせて頂いたところであります。
各課の各事業に対する取り組み方、考え方につきましては特別委員会の中でそれぞれの課長がどういった考えに基づいて予算編成を行ったかということはるる説明したというふうに思っておりますのでそちらの方でご理解を賜ったものと思っております。以上です。
秋本 議長。
議長 はい2番、秋本君。
秋本 まず支所廃止についてですけれども、23日の最終議会の日に追加提案をするような答弁でございました。支所を廃止するについての見解ですが、どうも住民の納得ができないまま強権的に進められているのではないかというような受け取り方を私はしておりまして、PPP理論といいますか、パブリックの行政とプライベートの住民とのパートナーシップというのが非常に阻害されているのではないのかなあと。
23日に追加提案ということですが、それ以前にですね、まだ支所設置条例の廃止も提案されていない、議決されていない、それから郵便局への委託についてもまだ議決されていない、もちろん上程もされていない、そういう中でですね、この16年度の当初予算に鞍岡支所として877千円、前年度が2,437千円でしたから150万の減ということは半年分にも満たない予算が計上してございます。あるいは郵便局への委託料が343千円。電話設置工事等で16万とかですね、決まってない内からもう予算にはそのようにしていく。
この予算認めたら議会も廃止を認めたという事になる訳ですが、それに合わせて廃止の提案も(後から)出されるということですけれども、これはやっぱり住民の皆さんと充分話し合ってですね、どうするんだというのが先で、町長、協力してやりましょうよという方向ができて、住民の目線でですね、そうなってから、こういうふうに(予算計上に)動くのが僕は妥当と思うんですけれども、先に予算があって、そして後からそういうふうなこと(説明)をやっていくというのは、非常に僕は強権的なやり方ではないかという思いがいたします。
もうひとつはですね、これまで鞍岡地域の将来を考える懇談会でしたかね、設置されて、住民の人は鞍岡の将来を、何かいい話があるんだろうという思いで集まったら、ま、廃止の説明だけだと、その中で(支所は)1千万以上の経費がかかるんだよという説明があったということなんですね。ところが、私は良く見てみますとね、例えば平成14年度の支所の経費ですね、これは2,228千円ですよ。
その内訳は、臨時雇賃金1,421千円、普通旅費81千円、消耗品費133千円、燃料費42千円、印刷製本費11千円、光熱水費264千円、修繕費21千円、通信運搬費214千円、手数料4千円、テレビ受信料14千円、電話機リース料2千円、九電線共架料1千円、水道組合負担金3千円、防犯灯負担金12千円。これは千円以下切捨てですが、決算書に出てくる数字は2,228千円。14年度の決算書ですね。
ところが1千万以上掛るんだと言う話で(住民に説明すると)、住民はやっぱ(支所は)あって欲しいけど、その1千万以上もかかるなら、ま、考えにゃいかんなあというような、(財政が)厳しくなるからやっぱりそういうのがあるんだろうというような意識が働いてきている。これは、ひとつの情報操作ではないかという気もするわけなんですねえ。ですから当たり前な事をキチンと説明しなければ。
そこ(支所)の仕事というのは34項目の事務事業が支所設置条例の中の規則にあるわけですが、それが充分なされていない訳で、それをやれば人件費の問題といいますかね、職員の問題というのはそれなりの仕事ができるわけですから。そこらへんがどうも納得いかないという思いがします。
それからもうひとつの問題があるんですが、条例に基づく事務処理の改廃がなされてないのですね。例えば五ヶ瀬町支所設置条例施行規制の中の第4条にどういう仕事をするのかというのが載っているわけでございまして、この34項目中、住民課長から、今、何を行っていて何を行っていないか、いつどうなったのかチェックして出してもらったわけなんですけれど、例えばこの中に、7番の前納報償金に関することは昭和60年に廃止、9番の生活扶助費に関する事は平成5年から口座振替で廃止、17番のビジビルレコーダーの記録整理に関することについては平成2年住基の電算化により廃止、18番の国民年金証紙の売さばき及び検認に関することは、平成14年法改正により廃止。
こういう説明がありました。廃止されればその時に条例を改正する必要があったのではないのかと。それが前のまま。この中にあるように、キチンと規制に基づいて仕事をして頂くわけですから、きちんとしたものをその都度、議会でも審議して改廃していくということが非常に大事で、それがおやりになっていないわけですね。
それと共に、近年事例がないとされる業務として19番から9つの項目にこめじるしがつけてあります。(19)、(20)、(22)、(25)、(26)、(28)、(29)、(30)、(31)あって、これは近年事例がないということですが、それはこういう仕事があってもおやりにならなかったということになるんじゃないのかなあというふうに思うんですね。
そういう意味においてですね、こういうことをもう少し、どこまでやって、どうしましょうと、あるいは住民も参加してどうしましょうという支所のあり方を、支所を拠点にして鞍岡地域の住民と共働によるところの今後のあり方を考えて、そして、協議して、こうしましょうという方針が出てから動く(予算化する)のが本当ではないかと、そういうのが無い内に、もう予算もそういうふうに決めてあるし、強権的な進め方だというような気がする訳ですね。そこらへんのことについてご答弁頂きたいと存じます。
それから市町村合併の法定協議会については町長がご説明された日程にそってですね、方向が見えてきましたのでそれに沿って真摯に取り組んで頂きたいなあというふうに思っていますが、やはり基本は町長のおっしゃるように自立を今どうするか、これをしっかりやる、これが重要な事だというふうに存じております。
笠部地区の農道については地権者へ考え方を説明したと、後は事業の予算を見つけて実行したいという事でございますが、これはですね、10数年経っていて、その根本にあるのは、農道として県が買収した時に登記ができないのをそのまま放ってあるという所の問題からきている訳で、人権の問題にもなる訳です。もし、その工事を進めていく時に又、差止とか何とかでできた時にですね、又トラブルが出てくると。だから、真摯にこの問題は地権者との協議も必要だと思いますし、そういう取り組みを、一応説明したからそれでいいんだ、じゃなくて、やはりこの問題については人権の問題も含めてですね、真摯にお取り組み頂きたいというふうに思っております。
それから、財政の健全化についてでございますけれども、前回考えていないと。今度の予算ではある程度の考え方をお持ちじゃないのかなあというようなことでご質問したところですけれども、パブリックガバナンス、ようするに行政経営というのは、やはり経営指標がですね、だいたいこういう場合には、これを目標にしてと、掲げられることが大事じゃないかというふうに思うわけですね。
ちなみに平成14年度を見てみますと経常収支比率が82.2%、これでいいのかどうかですね。よしであればよしとされていい。その部分について又議論がなされればいいと思います。公債費負担比率が30.3%となっていますが、これは果していいのかと、じゃその(指標は)15%かと。都市部と違い山間地帯というのは、やはりかなり借金してやらなければならないわけですから、都市部の標準指標をよしとするわけにはいかんわけですよ。だけども際限無くどこまで上がっていいのかと、何かあった時にはひっくり返ってしまうという恐ろしさがあるわけですから。例えば18%なら18を限度としてこう目標にしていますとかですね。或いは一般財源比率11.2%とか、自主財源比率12.9とか、義務的経費の45と投資的経費29.7%のバランス。あるいはラスパイレスが95.4ですが、これをどこへんに持ていくのが妥当か、こういった数値をですね。我町のあり方の数値をキチンとあげて、それを5年なら5年、10年なら10年の目標に向って健全な財政体質を作る為に、それに向って取り組みましょうと、それは全庁的に、あるいは議会も住民も、皆んながその数値を目標にして協力しましょうということなんですね。
でないとドンブリ勘定的な経営になってしまう訳で、そこらへんをおやりにならないんじゃなく、やはりキチンとですね、取り組んでお示し頂くということが大事だというふうに存じております。
いくつかの質問をさして頂きましたのでひとつよろしくお願い致します。
町長 議長。
議長 はい、町長。
町長 第1点目の強権的じゃないかというご指摘でございますけれども、私が当初予算に鞍岡支所廃止案を提案して住民説明会もしないままに23日議決をもらうというんであれば、私は議員がおっしゃるような極めて強権的なやり方だなあというふうに思っておりますけれども、あえてそれをしなくて住民の皆さん方に説明して理解をして頂くと。しかし期限としては明確に決めた上で私は行政運営をしなければ、今から先、今議員が言われるような厳しい財政状況の中でその方向性に向って町民等しく一つになって議論していくことはないのじゃないのかなあと。
今まで5ヶ所説明会を行って参りました。すべての皆さんがご参加になっている訳じゃございません。しかし、私は町民の皆さん方から極めて強権的に町長やっているじゃないかというような意見というのはほぼなかったというふうに思っています。
但し、それをしっかりと、ようこそやって頂きましたと、そういうふうに理解して頂いている方も当然いないわけでありますけれども、それに関してはこれから先、鞍岡を含めて五ヶ瀬町の地域の自治をどうしていくかというあり方についてキチッと明確に組み立てていけば充分理解していただける分だろうというふうに思います。
施行規制について34項目あって今やってない部分について改廃ができていなかったじゃないかということについては、確かに改廃ができてなかったことについては不備があったなあというふうに思いますけれども、今この議論をして果して何になるのかなあと私は思っています。
今回は、この規則も含めて廃止をさして頂くということでありますので、そこも含めて、鞍岡の自治のあり方、鞍岡だけじゃなくて三ヶ所、坂本、まあどういう形になるかわかりませんけれども、今、自治について何も鞍岡だけの自治をキチッと組み立てなければいけないということじゃなくて町全体として地域の自治のあり方をどう考えるのかということが私はポイントだろうというふうに思っています。
そのことに関しては16年度中に17年3月からの地方自治法改正案が今国会に提案されようとしておりますけれども、その中でも合併しなくても地域自治区の設定ができるというふうに法律で明記される様でございます。従ってそのことも視野に入れながら、私は新たな形で五ヶ瀬町の地域自治区のあり方について組み立てをしていくべきだとその様に考えているところであります。
笠部の問題について人権の問題等といわれましたけれども、私共にあの問題に関して、当事者としてその地権者に対してですね、何かできることがあるのかと言えば、私は説明する以外に何もない、そこに改めて補償金を打つとか、そういうことは決して私たちの立場からするべき問題でもないし、あるとするならば当事者の方が当時の相手方という県に対してどういった行動をとられるかだろうというふうに思います。詳しいことが必要であれば現場に弁護士の先生も今回参りました時に同席をされました。そういったこともありますので担当課長の方から報告もさせますけれども、私は、その地権者の方の10数年前の合意を待ってあの地域の工事着手やればいいんだというふうに地域の皆さん方がおっしゃるんであれば、私はそれに添って、あの人が理解して頂くまで、ずーっと説明して、今のままであの未完成区間を残していく以外ないのかなあと。
しかし私達がやらなければいけないことは、その方にも私達の立場をお話してご理解頂けないか分かりませんけれども、我々の立場としてはこういうことなんだと。当時の問題としてはこういうふうに整理されているんですよと。そして私が町長としてなすべきことは、新たに予算措置をして、今、未完成部分で非常に地域の方々が困っている部分に対して、町単独として、そこに工事をすると。それについてご理解頂きたいという事以外に私の選択肢はないのかなあというふうに考えているところでありますのでぜひ又地域の中でご議論頂ければありがたいなあと。できるだけ早く着手したいというふうに私は思っています。そういう事業採択に向けての取り組みも担当課長の方に指示をしているところであります。
もし、それがいけないとするならば、その地権者の方のご了解得るまで私も末永く気持ちを長く、その工事着手については置いといて、見守ればいいのかなあというふうに思っています。人権の問題も確かにある。基本的な問題として人権の問題がある訳ですから、そこを私達の力で、町として解決できるすべがあるんであれば、お聞かせ頂ければ、その方に向って私共は取り組みをさして頂きたいと。私は根気よくお話して、あの方がそうだったんかと言われない限り、私共に解決していくすべはないというふうに思っています。
4点目の財政の健全化については、当然議員がおっしゃった数値等ついては私共は持っているところでありますし、私共の予算編成の中で指標とさして頂いているところであります。それにつきましては、今鞍岡地域の説明会でもお話しているとおり新年度予算でご承認たまわれば、改めて分かり易く、これから先は、毎年毎年やろうと思っておりますけれど、現状の町の予算としてはこうなっているんですよと、こういう状況なんですよということを分かり易く資料作って全地域にまわりたいなあというふうに思っています。これもお約束をこの機会にしておきたいなあと。
その中でそういった指標についても今、町の公債費はこうなっているんですよと、先程言ったように、今こういう形で起債しておりますけれども公債費はこういうふうに減っておりますよと。従って私たちが合併特例債に頼らないというのがこういう根拠なんですよということもるる説明をさして頂きたいなあというふうに思っているところであります。
ま、指標については私共としても、議員がおっしゃるような公債比率、ラスパイレス指数、すべからく当然のことながら手元に置きながら予算運営をさして頂いているところであります。足りないとすれば、今申し上げましたとおり、議員の皆さん方はもとよりですけれども、もっと分かり易く、先程から興梠議員がおっしゃったように、分かり易く今の町の財政状況のあり方も含めて町民の皆さん方に広くお示しすることが私の仕事であろうというふうに思っているところであります。支所に関しては23日の追加提案、そういうことで進めさして頂きたいと思います。以上です。
議長 農道関係について課長説明しますか。
建設課長 はい。
議長 はい、建設課長。
建設課長 建設課長です。笠部地区の農道整備につきましては、今、町長が申しあげましたように、今の意見も町長と全く同感であります。この未整備区間というのは162mありまして、その内の未舗装区間が87m、一部巾員が狭くなっている区間が20メートルあります。この162メートル全部が完成なされていないということではありません。一部地権者の方の家の前はもうすでに舗装がなされておりますし巾員も広まっております。
この問題につきまして、ここでいろいろと述べることは時間的に余裕がないと思います。建設課長として私自身の考え方は、先程町長が申し上げましたように一日も早く未舗装区間と巾員が狭い区間を完全なものにしたい、そのことによって笠部集落の方の生活の向上の安定を計りたい、そしてここ農道といいましても、もうすでに町道の形態をなしておりますので、これは未確定の人達が通行する道路でもありますし、完全なものにして車両通行の安全等を計りたい、その事に向けて効率の補助事業を導入して工事に着手していきたいと思っています。
只、その補助事業がですね、現在桑の内地区を進めておりますので、16年度で事業が完成しますので、17年度から笠部地区に取り掛かりたいと思っております。以上です。
議長 はい、2番、秋本君。
秋本 まず、鞍岡支所についてですが、決して強権的ではないと、説明して廻っているではないかというようなことでございましたが、住民は決してそういうような、住民の理解がとれてから進めて頂いているというふうには受け取ってはいませんし、私もそう受け取ってはおりません。で、半ば強引に進められているような気がする訳でございます。
なぜ、今月でなければいけないのかですね、まだ時間が必要じゃないのかと、なぜ6月ではいけないのかですね、9月ではいけないのか、そこらへんがどうも疑問が残る訳ですよ。これはどこかとの、郵政公社とかとの何か約束があってじゃないのか、とか、いろいろ憶測もある訳ですが、先ずはやっぱり住民の目線に立って、廃止をする理由というのが大きな金額というわけでもないわけですから、住民ともっと共働で地域自治ができるようなですね、それをするのが一番大事なのに、何故そうなのかというのが町長の説明でもどうもまだ納得ができないところでございます。
それから笠部地区の農道についてですね、相談ができなければ据え置いておけばいいと、地元住民がそういうことであれば、それでもいいとような受取方ができるような答弁でございましたけれども。私共はとにかくあのまま放置しておいてはいけませんと。早急に何とかしてくださいと。その中で地権がらみがありますと。地権者を説得して分かってもらいながら進めていかないと、又差し止めが出てきたり、又元に戻ってしまうじゃないですかと、だからそこらへんも真摯に説得、お願いですね、併せてやりながら進めないといけないんじゃないですかということです。いずれにしても早く完成させる事を第一義にして、工事の実行中にそのような裁判沙汰がでないようにですね、それが一番求められているというふうに思っている所でございますので、そのような取り組みをお願いしたいと思います。
財政の健全化について指標を持っているというような答弁でございましたけれども、持っているならちゃんと私共に出して頂きたい。五ヶ瀬の財政指標はこれ位(の目標)をやりたいねと。これを目標としましょうというのを出してもらって、皆が共有して協力していかないと、持っていて出してなければ意味がない訳ですよね。だから、持っているならそれを出してもらいたいと思っていますけれども如何でしょうか。
議長 はい、町長。
町長 住民と共働で自治ができるようなシステムについては、鞍岡支所を廃止してもその方向性に向って私は取り組みをしていきたいと思います。
それから、差し止めに関しては、私は今議員が言われるように、やりたいんですよ、というふうに答弁をして、やらせてせて頂きますよ、という答弁をした結果に対して、議員がそういう極めて人権を大事にしてそちらを重視してやらなければいけませんよとおっしゃるから、そういう答弁をしただけでありまして、差し止めされたからやめる、私に言わせればあの時、差止という法的手段も何もない時に、なぜ止めたのかというふうに思っています。
もし、私共が17年度に着工するとすれば必ず完成させて終る。そして受けて立つべきものがあるとすればですよ、それは私が正々堂々として、町長という立場で受けて立つと、そういう気持ちでこの問題については取り組まさして頂きます。
そういう気持ちが数年前にあるとするならば、もう現状できあがっている。何もその時と、今の私達が置かれている立場は何も変わっていない。町長としてやるかやらないかという姿勢を見せたかどうかだというふうに私は思ってます。
只、先程の鞍岡の話ではございませんけれども、だまってやろうと思えばやれるんですよと、地権者の方にも言ってきました。私共の立場からすれば、何も変わっていない訳ですから。
しかしあえて足を運ばさして頂いて、地権者の方に課長と私とは、こういう形でこういう考えに基づいてやらせて頂きたいということを、議員もご希望になるから、私共としても元々いわれなくてもやると思っていた訳ですから、そういう方向性で進めさせて頂いています。
決して、そっちがしないから止めますよと言っているんではなくて、そういうふうに議員がおっしゃるから、私の答弁に対して、お話をさして頂いているだけであって、必ずその事業が採択になれば、私としては責任を持って、1年でできるかわかりませんけれども、極力未完成で笠部地区の方々はもとよりですが、鞍岡地域の方々が不具合を感じている部分の解消については、責任を持って取り組んで参りたいなあというふうに思っています。
指標についても、4月以降にちゃんとやりますよといっている訳でありますから、今までその指標を我々持ちながら予算編成もしていた。従ってその結果も見て、まだ足りない分もあればご指導賜れば、私どもとしてはそういう方向性に行くということは、何時もお話を申しあげておりますけれど、全く私は秋本議員と同じ方向性を向いていると私は思っておりますけれども、どう思われているか分りませんが、私どもとしては同じような形に立って、そして、町民の目線に立って私は町政の運営をさして頂いているつもりであります。
ま、見解の相違の部分については、これ以上議論しても難しいのかなあというふうに私は思っています。以上です。
秋本 議長。
議長 はい、一回だけ。
秋本 すみません、4回目になりましたけれども、支所の廃止問題で、廃止しても後からでも住民自治はできるというようなご説明でありました。理論的にはそうかも知れませんけれどもね。人間は感情の動物なんですね。ですから、どうしてもわだかまりが残っている時に、今度は又(住民自治)やりますよと言っても、なかなかこれは難しい。ようするにPPPという行政と住民によるパートナーシップというものがとれなくなってくるというのが危惧される。だから、住民の目線で住民が必要なことをしっかりサポートしていくという、そういうことが非常に大事であって、そういう意味からして私はどうも議論が分かれるところでありますけれども、町長の強権的なやり方に対して、猛省を促したいというふうに思います。以上です。
議長 以上で、秋本 治君の質問を終ります。ここで暫時休憩に入ります。午後1時に開会をいたしますのでよろしくお願いします。
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12:00暫時休憩
昼食
13:00 再開
5.甲斐 求
・防災対策の強化は?
6.松岡耕一
・行政改革について
・産婦人科について
7.後藤貴人
・BSE問題について
・中山間地域等直接支払制度について
13:55散会
15:15〜第1会議室
農業委員と議員の意見交換会
16:30終了
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■本会議 最終日
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3月23日
14:40〜本会議場
開会に先立ち議員表彰
・米田昭午議員 監査委員6年以上
10年以上勤続議員表彰
・増永宗弘、米田昭午、後藤貴人、松岡耕一の各議員
14:48 開議
・日程第1 議案第3号 五ケ瀬町情報公開条例の制定について[全員起立可決]
・日程第2 議案第4号 五ケ瀬町個人情報保護条例の制定について
[全員起立可決]
・日程第3 議案第5号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について(各種委員に係る日額報酬の変更、半日の場合定額の二分の一とする)
[全員起立可決]
・日程第4 議案第6号 五ケ瀬町長等の給与に関する条例の一部改正について(町長670,000円を662,000円に、助役541,000円を535,000円に、収入役535,000円を529,000円に改める)
[全員起立可決]
・日程第5 議案第7号 五ケ瀬町教育長の給与に関する条例の一部改正について(教育長535,000円を529,000円に改める)
[全員起立可決]
・日程第6 議案第8号 公の施設に関する条例の一部改正について(本屋敷住宅二戸を一戸に、貫原住宅を一戸にする)
[全員起立可決]
・日程第7 議案第9号 五ケ瀬町使用料及び手数料徴収条例の一部改正について(情報公開条例の制定に伴い従前の個人情報の提供一件150円、個人情報の開示一回300円を廃止)
[全員起立可決]
・日程第8 議案第10号 五ケ瀬町農業農村整備事業分担金徴収条例の一部改正について
(負担割合は以下のとおり)
工種 事業別 地元負担金
工種 |
事業別 | 地元負担金 |
農道 (請負) |
県営 | 3.0% |
団体営 | 3.0% | |
県単 | 10.0% | |
農道 地元施工) |
県営 | 1.0% |
団体営 | 1.0% | |
県単 | 5.0% | |
用水路 | 県営 | 3.0% |
団体営 | 3.0% | |
県単 | 10.0% | |
排水路 | 県営 | 3.0% |
団体営 | 3.0% | |
県単 | 10.0% | |
農道集落道 | 県営 | 2.5% |
団体営 | 2.5% | |
県単 | 10.0% | |
活性化施設 町営施設は地元負担0%) |
県営 | 補助残の50.0% |
団体営 | ||
県単 | 20.0% | |
営農飲雑用水 (完成後町営) |
県営 | 0.0% |
団体営 | ||
県単 | ||
営農飲雑用水 (完成後組合営) |
県営 | 10%又は1戸当十万円の少ない方の額 |
団体営 | ||
県単 | ||
防災安全施設 | 県営 | 補助残の50.0% |
団体営 | ||
県単 | 10.0% |
[全員起立可決]
・日程第9 議案第11号 平成十五年度五ケ瀬町一般会計補正予算について(28,175千円の減額補正)[全員起立可決]
・日程第10 議案第12号 平成十五年度五ケ瀬町簡易水道事業特別会計保線予算について(952千円の減額補正)
[全員起立可決]
・日程第11 議案第13号 平成十五年度五ケ瀬町国民健康保険病院事業会計補正予算について(575千円の減額補正)
[全員起立可決]
・日程第12 議案第14号 平成十五年度五ケ瀬町介護保険特別会計補正予算について(169千円の追加補正)
[全員起立可決]
※以下、予算審査特別委員会に係る議案
・予算審査特別委員会甲斐啓裕委員長による審査結果の報告
※以下詳細掲載
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議長 これより討論に入ります。先ず、本案に対する反対の方の発言を許します。
秋本 議長。
議長 はい、二番、秋本治君。
秋本 二番、秋本治でございます。議案第十五号の平成16年度五ケ瀬町一般会計予算案についてでございます。本予算は非常に大事な予算が計上されておりますが、私は、以下の二点について反対を表明したいと思います。
先ず、第一点でございますけれども、本予算の中に鞍岡支所の予算がございます。この鞍岡支所の予算につきましては、6月分までの予算が計上されておりまして、後、郵便局の方への委託金が計上されております。
このことにつきましては、まだ鞍岡支所設置条例を廃止するということが決まったわけではございません。後ほど議案が出てくるようでございますけれども、予算というのは、議会で議決したことに対して予算を計上するというのが正しいやり方ではないのかなあというふうに思うわけでございます。
したがいまして、本予算に賛成を致しますと自動的に鞍岡支所設置条例を廃止することに賛成したことになると、私はそのように理解しているところであります。これが一点です。
もう一点は、森林公園事業についてでございますけれども、五ケ瀬ハイランドスキー場も今シーズンも七万人を超えたということで非常に業績を上げられ、健闘されております。関係者の皆さんのご努力の賜物と厚く感謝したいと存じます。
只、その中で五ケ瀬ハイランドに委託している分につきまして、温泉付宿泊施設の木地屋並びに五ケ瀬ハイランドスキー場におきましては、(施設の)使用料を徴収するように条例で定められておりまして、昨年から利益が上がっても(減価償却がないため)税金納めるだけで内部留保ができないと。その条例に基づいて使用料を徴収すべきであるということを本会議でも議論をしたところでありますけれども、スキーシーズン始まる前に検討して議会とも相談しますという答弁でございましたが、そのままでございまして、このシーズンもかなりの利益が上がったというふうに見るわけでありますが、その上に新年度の予算において使用料の徴収。条例に基づいての使用料を徴収するその予算が計上されていない。というのは条例に基づいた執行が行われていないのではないかという気がするわけでございます。したがいまして、その二点につきまして、私は、本予算について反対を申しあげたいと思います。以上です。
議長 賛成討論の方はいませんか。
岡本 はい。
議長 13番、岡本廉定君。
岡本 13番、岡本でございます。私は賛成の意を表明するものであります。――――(略)――――
議長 反対の方、他にはございませんか。
議場 ありません。
議長 反対が無いようですから、討論は終結して、これから起立によって採決致します。本案に対する委員長報告は原案可決であります。議案第十五号、平成16年度一般会計予算について原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。起立多数であります。したがって本案は原案のとおり可決されました。
(反対 1名)
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・日程第14 議案第16号 平成十六年度五ケ瀬町国民健康保険特別会計予算について
[全員起立可決]
・日程第15 議案第17号 平成十六年度五ケ瀬町老人保険特別会計予算について
[全員起立可決]
・日程第16 議案第18号 平成十六年度五ケ瀬町簡易水道事業特別会計予算について
[全員起立可決]
・日程第17 議案第19号 平成十六年度国民健康保険病院事業会計予算について
[全員起立可決]
・日程第18 議案第20号 平成十六年度五ケ瀬町介護保険特別会計予算について
[全員起立可決]
(以上で予算審査特別委員会による議案終了)
・日程第19 議案第21号 町道の認定について(基点終点の認定変更9路線、路線名変更1路線、新規認定5路線)
[全員起立可決]
・日程第20 議員発議案第2号 地方交付税の削減に反対する意見書提出について 委員長報告
[全員起立可決]
・追加日程第1 議案第22号 五ケ瀬町教育委員会委員の任命同意について
提案理由の説明(甲斐鹿男教育長は3月31日付で一身上の都合により退職、後任に文部科学省官房総務課専門官 大藤生気氏(S34年生)を任命したい。)
[全員起立可決]
・追加日程第2 議案第23号 五ケ瀬町支所設置条例の廃止について
※以下詳細掲載
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議長 次に追加日程第2、議案第23号、五ケ瀬町鞍岡支所設置条例の廃止についてを議題といたします。本件について町長からの提案理由の説明を求めます。
町長 議長。
議長 町長。
町長 議案第23号、五ケ瀬町鞍岡支所設置条例の廃止について提案理由の説明を申しあげます。
私は、この一月末に現時点での法定協議会設置は提案しないことを高千穂、日之影、両町長と共に決定をし、発表致しました。あくまで将来にわたる合併までは否定いたしませんが、現時点では自立の道を選択したわけであります。但し、従来から申しあげているとおり、現状のままでは自立可能だとは考えておりません。私たちは、勇気を持って自らも痛みを分かち合いながら行財政改革のピッチを上げなければならないと考えているところであります。
そこで私は、このような情勢を踏まえ、硬直化した財政状況からの脱却と激動の時代に即応した行政体制を確立するために新たに五ケ瀬町行財政改革に関する基本的考え方をお示しを致しました。その中で、取り組むべき課題の一つとして本日ここに提案いたします鞍岡支所廃止がございます。この問題に関しましては昨年10月から各区の代表者からなる鞍岡地域の将来を考える懇談会でも意見をお伺いしてきたところでございます。その上で、3月8日から17日までの間、鞍岡の各地区において私どもの考え方に関する説明会を開催さしていただきました。
一般質問の折りにもお答えいたしましたように、その中においては一定程度現状認識の共有、そしてそのことを踏まえて私どもの考え方にもご理解を賜ったものと考えているところであります。但し、廃止反対の署名簿、併せて今回の説明会における支所に対する地区民の皆様方の厚いお気持ちについては、又、改めて感じとったところであります。今後は、その気持ちを真摯に受け止め、真に地域自治を確立するための体制を鞍岡地区のみならず、町内において一刻も早く確立し、いかなる事態に立ち至っても対応し得る町づくりに全力を傾注いたす所存でございます。尚、廃止迄の時期につきましては、平成16年6月30日を以って行いたいと存じます。
それまでの内に更に住民の皆様方のサービス低下を極力なくす努力にも努めて参る所存でございます。今、小さくとも足腰の強い五ケ瀬町づくりが私どもに課せられた使命だと考えております。かかる現状をご理解賜り是非とも私どもの提案に対してご賛同頂きたい、そのように考えてご提案を申し上げるところであります。以上で説明を終ります。ご審議の程よろしくお願い致します。
議長 只今提案理由の説明が終りました。これから質疑を行います。質疑がありましたらどうぞ。
橋本 議長。
議長 はい、5番、橋本進君。
橋本 はい、5番、橋本進です。町長のお話はよく内容を受け賜わりました。しかし、先般、これは強制的ではないかという意見さえ出ております。過去の失敗を取り上げてあまりいいたくはないのでございますけれども、それを見過ごすわけにはいけないと思います。すでに昭和の時代から平成2年頃までだんだんとこの支所の取扱内容が減っているというご報告は頂きました。だいたい役所のしきたりとして途中経過というものは、係長に、課長に、町長にというふうに報告をしておられるはずでございます。町長は、情報をつくねておれば良いということではないと思います。
こういう取扱内容が縮小してきておるということであったならばですね。なぜ、町民にお知らせしなかったのか、そういう時、飯干町長を吊り上げてもしようがありませんが、いやしくも名誉町民という称号をもらった過去の町長がですな、一皮むいてみればこういうことだったということです。名誉町民と言えば、村で言えば神様や仏様として崇められる人なんです。今から先、町長をなさる人は、こういう鞍岡支所に対する、住民に対する報告の足らなかったということは二度と繰返してはならないということを申し上げます。
町長に、そのことを答えなさいと言ってもこれは酷だと思いますから、答はいりません。私の意見だけを述べさせて頂きます。異議がありましたらどうぞご発言願います。
議長 町長、いいですか。他にございませんか。
秋本 議長。
議長 はい、2番、秋本治君。
秋本 はい、2番、秋本治です。精力的に支所廃止については、各区を廻ってご説明があったようでございまして、先程の提案理由の説明で一定程度の理解があったというようなご説明でございました。
400戸あまりの地域で300戸以上の、87%の家庭が支所を廃止しないで活用の方を考えて欲しいという署名があったわけですけれども、そして、各区の説明の中で、この一定の理解という、「一定の」ですね、少なくとも私は他のところには行っていないので分りませんが14区では100%廃止しないで欲しいということで、これは、僕は一定の理解とは全く言えないと思うのです。各区におきまして「一定の理解」とは、何パーセントを一定の理解というふうに私たちは受け取ったらいいのかですね。ご説明願いたいと思います。
町長 議長。
議長 はい、町長。
町長 何パーセントという数字を出すのは非常に難しいと思いますけれども、議員がおっしゃった14区で出た意見については、おっしゃった通り、出た意見につきましてはおっしゃったようなご意見でありました。けれども、あの中の出席者の方も後日でありますけれども、その時に発言されなかった方についてですね、私のところに「あの時は、意見は申し上げなかったけれども支所が廃止されることについては、自分としては大変残念だけれども、町長の説明があっている部分について理解はできる」というようなお話を頂いています。
したがいまして、それ以外のところについても当然支所の廃止に関してはですね、議員おっしゃっているように私も地域でもお話伺っているように、支所の存続あるなしという状況で言えば、まさに心のよりどころとだと訴えられる高齢者の方々の気持ちについては充分理解しているつもりであります。しかし、その状況下で、やはりかなりの部分で証明書の発行等郵便局で担うんだというのが一点と、本当の意味で私は鞍岡地区の皆さん方にお訴えしたいのは、やはり、地域の自治をどういった形で確立するのかというのが私どもの使命だというふうに思っています。
それについて、やはり今のあり方の中で果して心のよりどころという気持ちの部分については、私も決して否定するつもりはサラサラございませんけれども、本当の意味で鞍岡地区の自治の確立のためになっているのかどうかという視点から考えたおりにはですね、私は新たなそういったシステムを作り上げなければ鞍岡地区のみならずですけれども、五ケ瀬町全体として私はこのままの形で五ケ瀬町として存続し得ることは難しいのかなあと。
従いまして、意見がどれだけ出たのかということになれば、それは、概ね反対の意見が出なかった地区もありますし、逆に双方出たところもありますし、何パーセントということではなくて、私はお見えになっていた方々のご意見を伺った中で、そのような判断をさして頂いているところであります。以上です。
秋本 議長
議長 はい、2番、秋本治君。
秋本 一定の理解というのは、やはり50%、半分以上の理解が得られたというような時に用いるべきではないのかと思います。私どもは、87%の中が(町長の説明により)じゃ70%になったのかどうか、或いは60%なのかと。いずれにしましても半分以上の反対意見は根強いというふうに思うんですね。
町長おっしゃるように地域の自治組織をつくるというのは、行政との信頼関係がないとできないと私は思うのですね。今回のような半ば強権的なやり方は、住民の反発を招くのみで住民と行政の共働による信頼関係で地域自治を築くとか、そういうことが逆の方へ行くのじゃないかとなあという気がしておるわけです。
議長 答弁にいきますか。
町長 はい。
議長 町長。
町長 その件に関しては、秋本議員が従来からおっしゃっているように、当然それなくして地域自治の問題も解決しないと思うのですが、その部分は、私がこの間、地域にすべて行ってすべての方々とお会いしているわけじゃございませんし、只、今回の説明会以外の部分で鞍岡地区の皆さん方とお話をしたり、意見交換をする中で(信頼が)崩れ落ちてしまっているというふうには理解しておりません。
私は、やはり今回の問題として地区民の皆さん方との信頼関係はあるんだという前提でですね、この問題にも取り組みをさして頂いているつもりであります。したがって今後、これからの地域自治のあり方についてもですね、私は積極的に地域に足を運ばして頂いて信頼関係、もし、このことで崩れているんだとおっしゃるんであれば、私はそこに足を運ばして頂いて何度も何度も私どもの考え方についてのご理解を賜りたいなあというふうに思っているところであります。それが、私の行政努力だし、行政信念だというふうに思って、この問題についても取り組みをさして頂いているところでであります。
私も、前々から言っているように、スキー場の問題の時もそうでありますし、私は基本的に信頼関係がなければこの問題解決しないんじゃないかなあということで、あの当時も14区の皆さん方に、立場は違ったですけれども接して頂いたつもりであります。只、その中で私はそういうつもりで対応さして頂いたつもりでありますけれども、地区民の皆さん方にとっては充分ではなかったというご判断もあるし、今回の問題に関しても説明会でも大変厳しいご意見も賜ったところであります。
しかし、そうであっても私は私どもの考え方についてご理解を賜るまで、そして又、先ほど申し上げているように廃止に向けて3ケ月間まだ従来の形で進めさして頂くわけですから、その間にも足を運ばさして頂く機会があれば、運ばさして頂いてですね、住民の皆さん方には更にご理解を賜って、議員おっしゃるように是非、次に進む時にも両者の信頼関係を先ず基本的に考えながら進めさしていただきたいなあと、そのように、まさに、同感に思っているところであります。以上です。
議長 はい、それでは他にありませんか。質疑がないようですのでこれにて質疑を終結いたします。これから討論に入ります。尚、討論は先ほどと同様に議題となっている問題に対する自己の賛否の意見表明であります。討論は一人一回の原則を守って討論を行って頂きたいと思います。これより討論に入ります。先ず、本案に対する反対の方の発言を許します。
秋本 議長。
議長 はい、2番、秋本治君。
秋本 はい、2番、秋本でございます。本案は、鞍岡地区の住民のコンセンサスがとれていないと思うわけでございます。町長は、理解が得られるまで何度でも足を運んで話し合うということでございますが、ならば、そういうことで理解ができてから(提案)でいいんじゃないかということでございます、そういう意味で五ケ瀬町支所設置条例の廃止についての議案につきましては、反対したいと思います。
議長 賛成の方ございませんか。
松岡 議長。
議長 はい、10番、松岡耕一君。
松岡 10番、松岡です。今の反対討論に対して私は地元でありますが、賛成討論を致すものでありますが、理由としましてはですね、3月の8日から町長は、9区の地区の方からこまめに地区座談会を開催された経緯がありますが、それにつきまして9区、10区、11区、12区について、私と、ある議員も同席頂いたところでありますけれども、その中で基本的には、先ほど秋本議員言われましたように無念の気持ちがあると。
しかしながら、五ケ瀬町の将来を考えた時に果してこのままいつまでもこだわって良いものかどうかというご意見も賜りまして、その中において、今回の説明会では、併せて五ケ瀬町における今後の行財政改革についての基本的な考え方をですね、るる、詳細にわたって町長からの説明ありまして、本当に大変な時期だと皆んなで力を合わにゃいかんというような気持ちでですね。非常に任意合併協議会の説明の中以上にですね、参加人員もおそらくパーセンテージは私には分りませんけれども、ほとんどの地区の過半数の方がですね、参加をされておられました。
確かに、厳しい意見もありましたけれども、しかしながら、仕方がないかという部分も多分には、あったのかなあと思いますし、尚且つ、説明の中でですね、確定ではありませんけれども、郵便局関係で今の事務については、少なくとも支障のないように執行部として対応していけるような体制を作りたいということでありますので、そういうことであればですね、やむを得ないという考え方もかなりあったというふうに私は認識をしておりますし、今後ですね、このような形で庁舎内、或いは町内において、いろんな形で行財政改革を推進していかなければならない時にあってですね、私は地元でありますから申し上げたくはないのですけれども、あえて、思いきった行財政改革を進むる第1歩としてですね、私は賛同するものであります。以上です。
議長 はい。次に反対討論の方はございませんか。
岡本 はい。
議長 はい、13番、岡本康定君。
岡本 13番、岡本です。私は本条例廃止案件について反対の立場から意見を述べさせて頂きます。町長が当面自立を目指して行財政改革を進めていきつつ、住民の理解を得るというこの方針については、私は100%応援するものでありますし、私もそういう立場でおるつもりでありますが、只、やはり、今回の鞍岡支所設置条例の廃止の問題に関しましては、やはり、従来、町長がとってきた姿勢、ま、私の一方的な理解かも知れませんが、そういうことから考えますと、やはり、住民とひざを交えて住民と共同して進めていくという立場からすればですね、やはり、非常に相反する部分が強いんじゃないかなと。
先ほどからありましたように、住民の廃止反対の署名ですか、ま、この数については87%とかいうのは、これは世帯の87%で、これがすべてとはいいませんが、その中には町長も受けとっておられるように、いわゆる旧鞍岡村の心のよりどころとしての支所、そういう意見があることは間違いないと思いますが、しかし、それにしてもですね、やはり、こういう困難な時期に行政を進めていく、且つ、住民の協力、共同を求めていく。やはり、こういう行政課題が求められている時こそ、今回のように現実に、今日議案が提案されたことが示すように、本会議が始まって、かけこみ的な説明会になっている。又、その中での住民サービスの低下は引き起こさないようにするということではありますが、現実に、郵便局に委託することについてですね、諸証明等の発行に、私はその反対するものではありませんし、これはどんどん進めるべきだと思いますが、しかし、このことは、やはりあくまで従来の支所が扱っていた業務の4割程度にしかならんと思うわけで、やはり、そういう意味から、あまり住民サービスの低下にならんというのはですね、やはり、今後相当な努力をしない限りは、やはり厳然とした住民サービスの低下になると思うわけであります。
そういう中でですね、やはり、何よりも今後の行政運営の中で信頼し合って行政と共に地域を作っていく、町づくりをしていく住民。全町からしますと三分の一かも知れませんが、やはり、これは重要な住民の力と思います。いつまでも、時間をかけてとはいいませんけれど、こういう当面自立を目指す町の取り組みとしては非常に不充分と言わざるを得ない。
もう1歩、もう2歩ですね、将来共ではありませんが、住民の理解を得るべき努力を徹底してからでも間に合うんじゃないか。来年までとか、再来年までとかじゃなくてもですね。私はそのように考え、この支所設置条例の廃止に対して反対するものであります。以上です。
議長 賛成の方ございませんか。反対の方はございませんか。
それでは、討論者がいないようでありますのでこれをもって討論を終結します。これより、起立によって採決いたします。議案第23号、五ケ瀬町支所設置条例廃止については原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。
議長 はい、賛成多数であります。したがって本案は原案の通り可決されました。
(反対 秋本 岡本の2議員)
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・追加日程第3 議案第24号 五ケ瀬町職員等の旅費に関する条例の一部改正について(鞍岡支所を起点とした町内の旅費規定を削除する。7/1から)
[全員起立可決]
・追加日程第4 議員発議案第3号 五ケ瀬町議会議員定数条例の一部改正について
岡本委員長報告(来年7月に行われる次期選挙より議員定数を10名とする案)
[全員起立可決]
・追加日程第5 議員発議案第4号 地球温暖化防止のための森林吸収源対策の確実な推進を求める意見書提出について
委員長報告
[全員起立可決]
16:15 閉会
・町長お礼の挨拶
・甲斐鹿男教育長退任の挨拶
・植木福祉課長退任の挨拶
16:25 終了
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風の考察
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■鞍岡支所を考える
町長は、「もう鞍岡や三ヶ所といっている時代ではない。五ヶ瀬町が今どうなるかという岐路に立っている時に全町民あげて小さくても足腰の強い自治体を作っていくべきだ」と、おっしゃっていますが、私は、次の論点を掲げて結びたいと思います。
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論点1、顔の見える地域づくりへ
これからは、鞍岡や三ヶ所が、それぞれの地域をどうやってその地域らしいコミュニティをつくって生き残るかを考えることが重要で、それをコーディネートするのが五ケ瀬町の役割だと思う。
なぜならば、夕日の里が鞍岡の自然や民俗歴史、文化等である訳がないし、鞍岡の自然や民俗歴史、文化等が荒踊りの里であるはずはない。
各々の地域の個性を各々の地域の人々が各々魅力あるものに磨き上げて、お互いに尊重し合いながら有機的に連携し合って、始めて地域の活力は生まれると思う。
将来の合併を否定しないということは五ケ瀬町はなくなるということ。いずれ訪れるであろう県の合併又は道州制を視野にいれて極論すれば、五ケ瀬町という組織はなくても、鞍岡や三ヶ所がそれぞれ魅力的なコミュニティを作って、もっと多くの近隣地域と連携し合って産業を興し、豊かな地域ができればいいと思う。
自治体が広域化した時、五ケ瀬というフィルターを通して三ヶ所、鞍岡を見るより、ダイレクトに三ヶ所、鞍岡と見たほうが地域の顔がはっきりする。
・こうしたことから鞍岡支所の役割と活用に大きな期待を寄せたのである。
論点2 住民自治は住民の心が生みだすもの
・鞍岡地区住民の87%の世帯が反対した支所廃止の案件は、ついに強行突破された。
・それに関連して17年4月以降の新たな法の制定を見て住民自治区や地域審議会のシステムを作るという説明があった。
・先に合併した地域で作られた地域審議会等は、年に一〜二度の与えられた会合のみで意味がなかったという情報もある。
・住民自治は行政がつくるシステムから醸成されるものではなく住民の心が生みだすものと思う。
・87%の民意を支持して、それでは支所を拠点とした住民自治について考えましょうと投げかけられれば、87%以上の力の結集が住民自治に活かされる。それを力で分断されたら、地域自治における住民の結集は困難になる。
・行政は87%の民意の流れを効果的に誘導することの方が重要ではなかったかと思う。
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※署名簿参考資料
1.決議文
鞍岡支所の廃止に反対し、安心と信頼の行政サービスを求める決議
平成16年1月吉日日
鞍岡支所の廃止に反対する鞍岡地区住民有志
鞍岡地区公民館長会
鞍岡地区議会議員
五ケ瀬町鞍岡支所は、昭和31年の町村合併における「合併条件協定書」に基づき県境を越える鞍岡地区民への行政サービスの拠点として設置されたものであり、行政改革の一環といえども、身近な行政サービスの低下につながる支所の廃止は断じて容認できない。
私たちは、鞍岡支所を拠点とした安心と信頼の行政サービス求めるため、下記のとおり決議する。
記
一.鞍岡支所の廃止は絶対行なわないこと。
鞍岡地区は、本庁のある三ヶ所地区とは熊本県境を越えて分断された独立した地形にある。これからの高齢化社会に対応するためにも、こうした地域に対しては身近な行政サービスの拠点が是非とも必要であるので鞍岡支所の廃止は絶対反対である。
二.安心と信頼の行政サービス確立のため支所機能の充実と活用を図ること。
五ケ瀬町支所設置条例、及び五ケ瀬町支所設置条例施行規則を遵守し、合併条件協定書の精神にのっとり、鞍岡支所を拠点とした鞍岡地区民との協働による安心と信頼の行政サービス確立のため支所機能の充実と活用を図るべきである。
以上。
2.署名簿
鞍岡支所の廃止に反対し、安心と信頼の行政サービスを求める署名
鞍岡支所の廃止に反対する鞍岡地区民有志 一同
鞍岡地区公民館長 一同
鞍岡地区議会議員 一同
代表世話人 五ケ瀬町公民館長会々長 奥村重治
平成一五年十二月の五ケ瀬町議会本会議において、町長は鞍岡支所を平成十六年三月末日をもって廃止すると発表されました。
ご案内のように鞍岡支所は、昭和三一年の町村合併における「合併条件協定書」に基づき県境を越える鞍岡地区民への行政サービスの拠点として設置されたものであり、行政改革の一環といえども、身近な行政サービスの低下につながる支所の廃止は断じて容認できません。
私たちは、鞍岡支所を拠点とした安心と信頼の行政サービス確立のため、次の事項を強く要求します。
一.鞍岡支所の廃止を行なわないこと。
【理由】 鞍岡地区は、揺岳、祇園山、鏡山等の連山によって本庁のある三ヶ所地区と分断された独立した地形にあります。これからの高齢化社会に対応するためにも、こうした地域に対しては身近な行政サービスの拠点が是非とも必要でありますので鞍岡支所廃止を撤回して頂きたい。
二.安心と信頼の行政サービス確立のため支所機能の充実と活用を図ること。
【理由】 五ケ瀬町支所設置条例(条例第3号)、及び五ケ瀬町支所設置条例施行規則においては、三四項目の事務処理を行なうこととされておりますが、現在では定められた事務処理の一部のみが行なわれているにすぎません。
このようなことは、合併条件協定書の精神に反するもので、条例を遵守し、支所を拠点とした鞍岡地区民との協働による安心と信頼の行政サービス確立のため支所機能の充実と活用を図って頂きたい。
平成十六年一月吉日
五ケ瀬町長 飯干辰己殿
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※支所廃止反対の署名戸数
9区 66戸/38戸 57.58%
10区 106戸/87戸 82.07%
11区 107戸/104戸 97.19%
12区 28戸/26戸 92.85%
13区 46戸/45戸 97.82%
14区 48戸/48戸 100%
合計 401戸/348戸 86.78%
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編集を終って
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■早いもので、まもなく平成15年も終り、新しい年を迎えようとしています。
新年は合併問題はどうなるのでしょうか。鞍岡支所は廃止になるのでしょうか。小泉改革の嵐は山村を叩き潰すことになるのでしょうか。日本の経済はどん底から這い出せるのでしょうか。イラク戦争はどうなるのでしょうか。自衛隊派遣は無事に任務の遂行ができるのでしょうか…。すべては新しい年の出来事として姿を現し、やがて過去形になるのですね。
先ずは、ともあれ皆さん方ご一同様のご多幸とご健勝をお祈りいたします。
今年も一年間、お付き合い頂きまして深く感謝申しあげます。
そして、来年もよろしくお願いします。どうぞよいお年を!。(治)