念願のホームページ開設
パソコンとの格闘記録
1997年1月、これまで使っていたパソコン「FACOM 9450」と、そのOS「APCS」に別れを告げて"windows"との新たな出会いがはじまりました。思い起こせば、昭和55年から「APCS」上のEPOACEで経理システムを構築してから長年の付き合いがあった「FACOM9450」です。"windows"で最初に戸惑ったのは画面のアイコンとマウスでした。APCS上の画面とは概念がまったく違うわけですから・・・。ずいぶんファイルも壊し、またインストールしなおす作業を繰り返しました。
1月も終わる頃になり、ようやく操作が少し理解できるようになったので、"Windows"上で動くACEWINのソフトで経理システムの構築をはじめました。ちっぽけな零細企業ですが、ホテル部門から、養魚場の生産部門、加工部門、販売部門はじめ、部門が7つも8つもありますので単純にはいきません。時には徹夜をしながら、また伝票発行のちょっとした部分でプリントがうまくかみ合わず、何日も何日も先に進まずマニュアルの不親切さに嘆きながら、悪戦苦闘の連続でした。
ブナ林の新緑がまぶしい5月になり、ようやく苦労して構築した経理システムを事務所の経理のパソコンに移行しました。事務所の素直な美人揃い?の女性たちは、おっかなびっくりでACEWINとの新たな格闘がはじまりました。早朝、経理のパソコンを覗くと電源が入ったままです。貼り紙がしてあり、紙には「画面がどこかへ逃げてしまい、終了できなくなりました」と書いてあります。
何度も走らせてテストを繰り返し、完成したと思ったシステムが、経理の皆さんの高度な?キー操作により、動かなくなったり、へんてこなデータが出てしまったり、ファイルを破壊したりで、事務所に顔を出すと待ち構えたように「社長、また変になりました。直してください」。
こうして悪戦苦闘したシステムも、今では事務所の皆さんのリズミカルな素晴らしい指の動きで次々とデータが入力され、加工され、合計残高試算表、各種補助簿、売掛管理、請求書発行などなどいち早く作成してくれるようにりました。今では「よくもまあ、あんな不便なパソコンを使っていたなあ」と埃を被り事務所の片隅に放置してある古いパソコンを見やって「そろそろ処分しなければ」と感慨ひとしおです。
そして今、インターネットと向き合っていますが、これもなかなかのつわものです。福岡の写真家、岡友幸さんの助太刀で昨日どうにかホームページがたちあがりました。これから、いろいろと情報を出していきますのでよろしくお願いいたします。